はじめに
GASの制限について、まとめられている記事が無かったので作成しました。
GAS開発をしている方は、ストックしておくと便利だと思います。
↓ソースはこちら
https://developers.google.com/apps-script/guides/services/quotas
制限一覧
2023/04/20
時点
機能 | 一般(gmail.com など) | Google Workspace |
---|---|---|
カレンダーの予定の作成 | 5,000 / 日 | 10,000 / 日 |
連絡先の作成 | 1,000 / 日 | 2,000 / 日 |
作成したドキュメント | 250 / 日 | 1,500 / 日 |
変換したファイル数 | 2,000 / 日 | 4,000 / 日 |
1 日あたりのメール受信者 | 100* / 日 | 1,500* / 日 |
ドメイン内の 1 日あたりのメール受信者数 | 100* / 日 | 2,000 / 日 |
メールの読み取り/書き込み(送信を除く) | 20,000 / 日 | 50,000 / 日 |
グループの読み取り | 2,000 / 日 | 10,000 / 日 |
JDBC 接続 | 10,000 / 日 | 50,000 / 日 |
JDBC 接続の失敗 | 100 / 日 | 500 / 日 |
プレゼンテーションの作成 | 250 / 日 | 1,500 / 日 |
プロパティの読み取りと書き込み | 50,000 / 日 | 50 万 / 日 |
スライドの作成 | 250 / 日 | 1,500 / 日 |
スプレッドシートの作成 | 250 / 日 | 3,200 / 日 |
トリガーの合計実行時間*1 | 90 分 / 日 | 6 時間 / 日 |
URL 取得の呼び出し*2 | 20,000 / 日 | 100,000 / 日 |
静的地図のレンダリング | 1,000 / 日 | 10,000 / 日 |
Google マップのルートクエリ | 1,000 / 日 | 10,000 / 日 |
Google マップのジオコード呼び出し | 1,000 / 日 | 10,000 / 日 |
通話を翻訳 | 5,000 / 日 | 20,000 / 日 |
Google マップの高度サンプルのクエリ | 1,000 / 日 | 10,000 / 日 |
Apps Script プロジェクト | 50 / 日 | 50 / 日 |
*1
以下の条件の場合
・トリガー:1分(m)毎に起動
・GASの処理時間:10秒(s)
1d = 24h * 60m = 1440m
1440m * 10s = 14400s / 60 = 240m
トリガーの合計実行時間 = 240 分 / 日
*2
UrlFetchApp.fetch(URL [, パラメータ])
を使用できる回数
APIを活用する際のPOSTやGETで使用する
その他制限
以下はユーザによって変わらない制限になります。
機能 | 制限 |
---|---|
スクリプト ランタイム*3 | 6 分 / 実行 |
カスタム関数のランタイム | 30 秒 / 実行 |
同時実行 | 30 / ユーザー |
メール添付ファイル | 250 件 / 通 |
メール本文のサイズ | 200 KB / メッセージ |
メール 1 通あたりのメール受信者数 | 50 件 / 通 |
メールの添付ファイルの総サイズ | 25 MB / メッセージ |
プロパティ値のサイズ | 9 KB / 値 |
プロパティの合計保存容量 | 500 KB / プロパティ ストア |
Triggers | 20 / ユーザー / スクリプト |
URL 取得レスポンス サイズ | 50 MB / 呼び出し |
URL 取得ヘッダー | 呼び出しあたり 100 件 |
URL 取得ヘッダーサイズ | 8 KB / 通話 |
URL 取得の POST サイズ | 50 MB / 呼び出し |
URL 取得 URL の長さ | 2 KB / 呼び出し |
*3
GASの処理時間のこと
アカウント料金
念の為料金についても記述しておきます
-
一般ユーザアカウント
- 基本料金無料
- gmail.comを所持していればOK
- 法人利用も可能(セキュリティ保護をするならば有料アカウント推奨)
-
Google Workspaceアカウント
- 1人当たり月680円(Business Starter)
- 14日間の無料試用期間がある。
- Business Starter,Business Standard,Business Plus,Enterprise
上記の4つのプランがあり、順番に料金&サービスが増えていく。 - 参考
所感
天下のGoogle様だけあって、無料範囲が非常に広い印象。
(個人開発する分には非常に助かります)
大規模なサービスを作るとしたら、現時点でGASでは不安なので、
個人的にはわざわざ有料でやるメリットは薄いと感じます。
ただWorkSpaceアカウントにはその他にも特典が沢山あるので、
そちらも考慮すると良いかもしれません。