はじめに
kyonosukeです。
このたび2025 Japan All AWS Certifications Engineersに選出されたので、12冠を達成するのに必要なことをお伝えします。
目次
いきなり結論
AWS資格12冠を達成するのに必要なたったひとつのこと、それは圧倒的なモチベーションです。
これさえあれば12冠は誰でも達成できるとさえ思っています。
学習に役に立つ参考書や問題集サイトの情報はネットにいくらでも転がっていて、これらを活用して正しい学習をすれば合格レベルの知識を得ることは難しくありません。それよりも難しいのは12冠達成まで走り切るモチベーションを維持することです。
筆者のスペック
- 2022年新卒入社の社会人4年目
- クラウドは社会人になってから
- メインタスクはクラウドセキュリティ
- 2025 Japan AWS Jr. Champion
どうやって自分のモチベーションをコントロールするか
先述の通り、12冠を達成する上で難しいのはモチベーションの維持です。AWSの資格は2025年6月現在で12個あり、1個取得するのに1ヶ月かけたとしたら単純計算で1年かかります。1年間熱量を落とさずに勉強し続けるのは簡単なことではありません。なにか強烈な理由がないと途中で折れてしまいます。逆に言えば、机に向かう契機を起こせれば、EventBridgeがやる気スイッチをオンにしてくれます。イベント駆動は人間にも備わっている機能です。
モチベーションと一口に言っても色々ありますが、ここでは自分の内から湧き出る内的要因と、周りの人から与えてもらう外的要因に分けて、私の実体験を交えながら考えます。
内的要因
内的要因は、自分が勉強をしたくなってしまう、机に向かいたくなる理由です。いい感じに「ニンジン」を垂らしてあげることが大切です。このとき「ニンジン」は簡単に、そして安価に用意できるものにしましょう。毎週ブランドバッグを買っていたら12冠を達成する前に破産します。これが本当のクラウド破産です。ささやかな幸せを感じられる程度の「ニンジン」は誰にでもあるはずです。私の場合は近所の某ファミレスチェーンで勉強することが多く、マヨコーンピザが「ニンジン」でした。マヨコーンピザが食べられる!というのは私にとって十分な机に向かう契機であり、毎週のようにピザをかじりながら勉強していました。あとは弊社の歴史上12冠を達成した人がおらず、よくわからん若手が急に12冠したらウケるだろうな〜というのも魅力的な「ニンジン」でした。
注意点として、先程人間にはイベント駆動が備わっていると述べましたが、EventBridge Schedulerまで備わっている人は多くないかもしれません。「毎日5時に起きて勉強するぞ!」というのをルールにしてしまうと3日坊主で終わります。あくまで大切なのは「ニンジン」です。「あんバタートーストとコーヒーのついでに勉強しようかな」くらいがちょうどいいです。
外的要因
外的要因は、周りからの圧力によって勉強しないといけない理由を作ることです。これにはいくつか案がありますが、私はとにかく周りの人間に「12冠達成してやるから見てろよ!」と口に出していました。有限実行しないとダサいよなあと焦るのに加えて、応援と監視機能が実装されます。
応援はわかりやすいです。また合格したの!?すごいね!と褒めてくれる人が周りに増えてきて、自己肯定感が上がり、更に勉強する意欲が湧き出てきます。応援してくれる人のためにも頑張ろうというヒーローマインドです。
逆に監視機能は少々厄介ですがこれも必要です。すべての人間が応援してくれるとは限らず、まだn個しか取ってないの?クライテリアの締め切り間に合わないよ〜?とありがたい言葉をかけてくれる人がいます。こういう人たちに口火を切った時点でAgentは仕込まれています。試験の進捗状況はすべて把握されています。メトリクスを監視してCloudWatch Alermのような挙動をしてくれるおじさんは、我々に危機感を与えてくれるので必要な存在です。
12冠を達成して変わったこと
私はこのモチベーション学習を通して12冠を達成できたわけですが、自分の中でいくつか変わったことがあるので紹介します。
勉強の習慣ができた
資格勉強のおかげで日常的に机に向かう習慣ができ、生活の一部として勉強時間を確保できるようになりました。特に苦労することなく数時間集中してAWSのことを学べるようになり、ニンジンの効果を実感しています。
AWS系の案件が増えた
周りの人に言いまくっていたので、社内でAWSができる人として認知されるようになりました。ありがたいことにAWS案件にアサインされることが多くなり、机上で学んだことを実践する機会をいただけています。
まとめ
12冠を達成するのに必要なことはモチベーションです。自分の脳をうまく騙してEventBridgeしてください。やる気さえあれば結果はあとから付いてくるので、諦めないで挑戦してほしいです。
(参考)学習教材の紹介
私が主に使用した学習教材を紹介します。
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CloudTech
まあこれをやっておけば間違いないです。問題が日々アップデートされるので、最新のサービスにも対応している印象です。 -
AWS 日本語ハンズオン
AWS公式の日本語ハンズオンです。かなーり幅広いサービスが用意されていて、これが無料で遊べることに感謝です。上記のCloudTechでは理解が足りなかったサービスについて実施すると効果的です。