#0.はじめに
この記事は新たなmacを手に入れた時、すぐにRailsを使えるようにするための手順をまとめたものである。
OSはmacOS High Sierra 10.13.4で構築した。
基本的にこのサイトを参考にしている。
#1.Homebrewのインストール
Homebrewをダウンロードする。途中で「XCode CommandLine Toolsをダウンロードしますか?」と聞かれた場合、yesと答えよう。
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
ちなみにHomebrewとは、「macOS Xオペレーティングシステム上でソフトウェアの導入を単純化するパッケージ管理システムのひとつ」である。(by wiki)
#2.Rubyのインストール
##2-1.rbenvのダウンロード
rbenvはrubyのヴァージョン管理を行ってくれる。
$ brew install rbenv ruby-build
次にターミナルを開く度にrbenvをロードすべく次を実行する。
$ echo 'if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile
1行目のコマンドは、文字列 if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi
をhomeディレクトリの .bash_profile
に追記している。
2行目のコマンドは、ホームディレクトリのファイル.bash_profile
に記載されているコマンドを実行している。
##2-2. rubyのインストール
$ rbenv install 2.5.0
$ rbenv global 2.5.0
$ ruby -v
としてrubyのヴァージョンが出力されたらok。
#3.Gitの構築
今後ヴァージョン管理にはGitを使用する。そこで、まず自分のGithubアカウントを作成し、そのアカウントに対応したGitをセットアップする。
##3-1. Githubアカウントの作成
まずはGithubでアカウントを作成。そしてターミナルで
$ git config --global color.ui true
$ git config --global user.name "YOUR NAME"
$ git config --global user.email "YOUR@EMAIL.com"
を実行。YOUR NAME,YOUR@EMAIL.com
にはGitHubアカウントのアカウント名とメールアドレスを設定する。
3-2.鍵をGithubに通す
まずは自分の鍵を作成する。
$ ssh-keygen -t rsa -C "YOUR@EMAIL.com"
実際に作成されているかチェック。
$ cat ~/.ssh/id_rsa.pub
この出力(公開鍵)はコピーしておく。
次にNew SSh keyにて先ほどのコピーした公開鍵を登録する。鍵の名前はなんでも良い。
最後に上手くいったかチェック。
$ ssh -T git@github.com
もし、Hi *****! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
と返ってきたら成功。
#4. Railsのインストール
以下のコマンドを実行するだけ。
$ gem install rails -v 5.1.4
$ rbenv rehash
$ rails -v
上手くいっていれば、最後にヴァージョンを出力してくれる。
#5. データベースのセットアップ
homebrewを用いてデータベースを構築することで、PCに元から入っているヴァージョンのものとのトラブルを防ぐ。
$ brew install sqlite3
$ brew install mysql
sqlite3
は一番簡単に試せるデータベースである。MySQL
とは 世界中で最もよく利用されているオープンソースのデータベースのひとつで、高速で使いやすいことが特徴である。
#6.アプリ作成
実際にアプリを作って見る。
$ rails new myapp
カレントディレクトリにmyapp
が作成されていれば完成。
もしデータベースがMySQLのアプリを作成したければ
$ rails new myapp -d mysql
で作れる。