Symbol Node運用にてカスタム設定変更をする際の手順を整理します。
#1.直接コンフィグ修正方法
直接的で理解しやすい。が更新頻度が高いと面倒。
①設定項目をGrep
設定すべき項目がもれないようにSymbol-bootstrapの作業ディレクトリにてGrep
grep 設定項目(正規表現使っても良いよ) . -r
例)委任ハーベスターさんの許容人数の変更
grep maxUnlockedAccounts . -r
②設定変更
viやら使って変更してください。
③設定変更内容の反映
symbol-bootstrap stop
symbol-bootstrap compose --upgrade
symbol-bootstarp run -d
④ヘルスチェック
symbol-bootstrap healthCheck
ほら、簡単でしょう?でももっと簡単な方法は・・・下記参照のこと。
#2.カスタム設定ファイルを使う修正方法
ちょっと準備と理解が必要だけど、2回目以降は簡単なのでおススメ。
いちいち個別のコンフィグファイルを弄らずに、カスタム設定ファイルを準備して一挙に反映させる手法です。
①設定項目をcustom.ymlにまとめて定義
Symbol-bootstrapの作業ディレクトリにてcustom.ymlを作成・更新する。
入力内容例
もちろん以下以外の設定内容も指定できるよ。
nodes:
-
host: IPアドレスとか、ホスト名
friendlyName: Node Listに表示される文字列。愛称とかMAX委任ハーベスト数とか書くといい。
voting: true
beneficiaryAddress: 委任ハーベスタがハーベストした時のノード収益を受けるアカウントのアドレス。外部のウォレットがイイ。
maxUnlockedAccounts: 委任ハーベタの受入数。数字で設定。
mainPrivateKey:(空だとレジュームされて現設定のまま採用される)
transportPrivateKey:(空だとレジュームされて現設定のまま採用される)
remotePrivateKey:(空だとレジュームされて現設定のまま採用される)
votingPrivateKey:(空だとレジュームされて現設定のまま採用される)
vrfPrivateKey:(空だとレジュームされて現設定のまま採用される)
サンプル
nodes:
-
host: 160.251.23.234
friendlyName: Harvester KoiKoi Max25
##voting: true
beneficiaryAddress: NDWJEGAVM22DOZH36MMRYE3VE6JNBGWC7BCKEDY
maxUnlockedAccounts: 26
mainPrivateKey:
transportPrivateKey:
remotePrivateKey:
votingPrivateKey:
vrfPrivateKey:
②設定変更内容の反映
symbol-bootstrap stop
symbol-bootstrap config -p mainnet -a dual -c custom.yml --upgrade
symbol-bootstrap compose --upgrade
symbol-bootstarp run -d
③ヘルスチェック
symbol-bootstrap healthCheck
④設定内容が適用されたがGrepで確認
grep 設定内容 . -r
サンプル
grep friendlyName . -r
こんな感じです。委任ハーベスター様を招く環境整備がんばってください。