Herokuデプロイ方法#1の続き、
前回は、Herokuにログインからdbの設定までを行いました。
今回は、環境変数を設定からアプリケーション公開まで行います。
##Heroku上にmaster.keyを設置
Heroku上には、環境変数としてmaster.keyの値を設置します。
Herokuへ環境変数を設定するためには、 heroku config
というコマンドを使用します。
###heroku config
コマンド
Heroku上で環境変数の参照・追加・削除等をする場合に用います。
環境変数の追加であればheroku config:set 環境変数名="値"
と実行します。
そうすることによって、Heroku上で環境変数を追加できます。
Heroku上で環境変数を設定
Heroku上に環境変数を設定します。
下記のコマンドを入力してください。
heroku config:set RAILS_MASTER_KEY=`cat config/master.key`
Heroku上で環境変数を確認
設定が正しくできているか、Herokuの環境変数一覧を表示してみましょう。
下記のコマンドを入力してください。
heroku config:set RAILS_MASTER_KEY=`cat config/master.key`
RAILS_MASTER_KEY
という変数名で値が設定されていれば成功です。
コミットをHerokuへプッシュした後に、環境変数を設定すると反映されません。
コミットをHerokuへプッシュする前に設定しましょう。
万が一環境変数の設定が漏れた状態でHerokuへプッシュしてしまった場合の対処法は今後紹介する予定です。
##動作環境を変更
デプロイをする前に、Herokuで利用する環境を指定しましょう。
Herokuには、Stack(スタック)という環境が用意されています。
Stackとは
###Herokuで利用するStackを指定
heroku stack:set heroku-18 -a [アプリケーション名]
Setting stack to heroku-18... done
が表示されたら完了です。
##Herokuへアプリケーションを追加(Git経由でHerokuへデプロイ)
Herokuにデプロイする際には、Gitの仕組みを使用するのでした。
Gitで管理しているリポジトリをHerokuへ反映することで、Heroku上で該当するアプリケーションの操作が可能になります。
Gitで管理しているリポジトリをHerokuに反映するためにはgit push heroku masterというコマンドを用います。
git push heroku masterを実行
下記のコマンドを入力し、HerokuへTaskAppの情報を追加します。
git push heroku master
Verifying deploy... done.
が表示されれば完了です。
##Heroku上でマイグレーションファイルを実行
Herokuにアプリケーションの情報を反映することができました。しかし、データベースにはマイグレーションの情報が反映されていません。rails db:migrateを実行したいところですが、そのままコマンドを入力しても実行できません。Heroku上で実行したいコマンドの頭には、heroku runをつけましょう。
heroku runコマンドとは
###Heroku上でマイグレーションを実行
heroku runを頭につけて、マイグレーションを実行してください。
heroku run rails db:migrate
##公開を確認する
これまでの作業で、Herokuに反映したアプリケーションは正しく動いているはずです。
コマンドでアプリケーションの情報を確認します。
そのためには、heroku apps:infoのコマンドを実行します。
heroku apps:infoコマンドとは
heroku apps:info
公開されたアプリケーションの詳細を見ることができます。
##公開したアプリケーションを確認する
Web URL: https://[heroku上のアプリケーション名].herokuapp.com/
の部分のURLへアクセスすれば、公開されたページを見ることができます。
Herokuデプロイ方法については、以上です。