目的
日本であまりWeChatミニプログラムについての情報が少なく、作成の技術選定の際に調べました。
あくまで個人開発レベルでの調査と総評なので正しいとは限りませんし、前提によって結論は変わると思いますが、ある程度参考になればと思います。
WeChatMini プログラムとは
「WeChat」は中国名で微信(ウェイシン)と呼ばれる、中国最大のSNSプラットフォーム。
中国の利用率が90%以上。社会インフラになっている。
ミニプログラム自体は以下のメリットがあり、スタートアップ企業などで注目されている。
・WeChatの決済・会員機能のAPIが容易に利用可能
・アプリでの利用の際に発生する手数料がAppleなどと比べるとかからない。
(Apple: 決済時に30%、WeChat: 現金化の際に0.1%ほど)
作成方法
作成には、WeChat開発者ツールが必須。
https://developers.weixin.qq.com/miniprogram/en/dev/devtools/devtools.html
開発言語は、JavaScriptにテンプレートエンジンを追加した独自のPLFを用意している。
JS , WXML(WeiXinxML) , WXSS(WeiXinCSS)
※その他、開発者登録・アプリ登録などは略。
選定対象
今回は、WeChatの提供している独自のPLF(JS,WXML,WXSS)をそのまま利用して開発するか、
それとも、上記をReactでラップした、Remaxを使って開発するのかを検討した。
Remax: https://github.com/remaxjs
前提条件
-
機能要件
- 会員機能あり
- 課金機能あり
- 大容量の動画のアップロード・閲覧機能あり
- CrossPLFへの要件はなし
- デザインなどは強い要望なし
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その他条件
- 初期開発以降は、メンテナンス体制はなく、ある程度放置予定。
比較
以下の2つを比較
Native: JS , WXML(WeiXinxML) , WXSS(WeiXinCSS)
Remax: https://github.com/remaxjs
総評
WeChatAPIへのアクセス、WeChatのアップデート時のメンテナンス、ライブラリ不具合などを考慮すると、現段階ではWeChatのNativeでの作成のほうが良さそう。