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raspberry pi 4でinky impressionを動かしてみる(画像自動生成&更新フォトフレームの作成)その2

Last updated at Posted at 2023-03-31

AIに画像を書かせて定期的に更新されるフォトフレームを作りたい!!

raspberry pi 4でStable Diffusionを動かしてみる(画像自動生成&更新フォトフレームの作成)その1

の続きになります。

使ったもの

制御:Raspberrスクリーンショット 2023-03-31 13.44.14.png
y Pi 4 Model B
表示器:7色電子ペーパー(Pimoroni:Pim534)

こちらのinky-impression-5.7という7色(黒、白、赤、緑、青、黄、オレンジの7色)の組み合わせから、いろいろな色を鮮やかに表現できる電子ペーパーのディスプレイを使います。
公式ドキュメントにすぐにでも使えるPythonのライブラリがあるのでそれを使い、好きな画像を表示するとこまで試していきたいと思います。

まずは画像表示できた時の写真

スクリーンショット 2023-03-31 13.07.37.png

7色電子ペーパに任意の画像を表示させることができました。
ちなみに描画には30〜40秒ほどかかります。

構築作業1:RaspberryPiのOS構築について

今回私のRaspberry Piの環境は「その1」同様以下の通りです。

  • ボード:Raspberry Pi 4 Model B
  • OS:RASPBERRY PI OS LITE (64bit)

OSはGUIのないものを選びましたが、RASPBERRY PI OSであればどれでも大丈夫かと思います。
あとRaspberry pi zeroでも動作を確認しています。

構築作業2:inky-impressionの動作環境構築

Python3の開発に必要なパッケージのインストール

$ sudo apt-get -y install python3-dev
$ sudo apt-get -y install python3-pip

Inkyライブラリをインストール

$ cd ~/
$ curl https://get.pimoroni.com/inky | bash

i2cとspiを有効化(以下実行後「3.interface Option」に設定があるのでenableにします)

$ sudo raspi-config

これで必要なパッケージのインストール/設定は完了です。

構築作業3:inky-impressionを動かしてみる

・Raspberry piとinky-impressionを物理的に接続します。
inky-impressionはそのままRaspberry Piに接続できるピンソケットが既に実装されています。
なので画像のようにRaspberry Piを裏返しにして差し込めば接続の完了です。

スクリーンショット 2023-03-31 13.31.39.png
スクリーンショット 2023-03-31 13.45.18.png

・Pythonでサンプルプログラムを起動
ホームディレクトリにPimoroniというディレクトリができていると思います。
以下まで移動し、サンプルを動かしてみます。

$ cd Pimoroni/inky/examples/7color/
$ python stripes.py 

するとこんな感じの画面が30秒ほどかけて表示されたと思います。
20230331_140230.JPG

これで動作確認の完了です。

最後に画像を表示してみましょう。
ホームディレクトリに移動しPimoroniディレクトリにある画像を1枚コピーしてきます

$ cd ~/
sudo cp Pimoroni/inky/examples/7color/images/inky-4.0-ships.jpg  ./

以下を参考にinky-impressionで画像を表示するサンプルプログラムを作ってみました。

こちらのviコマンドからPythonのプログラムを実装します。

sudo vi sample.py
sample.py
from PIL import Image
from inky.inky_uc8159 import Inky

img = Image.open("./inky-4.0-ships.jpg")
w, h = img.size
h_new = 448
w_new = int((float(w) / h) * h_new)
w_cropped = 600
img = img.resize((w_new, h_new), resample=Image.LANCZOS)
x0 = (w_new - w_cropped) / 2
x1 = x0 + w_cropped
y0 = 0
y1 = h_new
img = img.crop((x0, y0, x1, y1))

inky = Inky()
saturation = 0.5
inky.set_image(img, saturation=saturation)
inky.show()

以下のコマンドからPythonを実行します。
画像の描画が始まります。

$ python stableDiffusion.py

こんな感じの画像が表示されると思います。
20230331_141815 (1).JPG

これでこのパートは終了したいと思います。

raspberry pi 4とinky impressionが入る筐体を作る(画像自動生成&更新フォトフレームの作成)その3

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