エンジニアと英語
当たり前ですが、エンジニアと英語というのは切り離せません。
これについては今更僕が述べる必要も皆無だと考えます。
ただ、少しだけ触れておくと英語がわかりませんという状態ではクラス名、関数名、引数などの命名に際してCodicなどのツールを使用しなければ正しい名前付けができません。
面倒ですよね。
まだまだ理由は挙げられますがこれまでにしておきます。
英語学習
ですが、そもそも日本人にとって英語というのは習得が難しい言語です。
文法が全然違いますし、発音も違います。
なので学習にはそれなりの時間を投下しないといけません。
そこで最初に効率的な戦略を確立しようという話です。
大幅な時間節約になります。
第二言語習得とは
そこで登場するのが第二言語習得です。
初めて聞いた方も多いかと思われますが、ざっくりいうと他の言語を習得する時ってどの方法が良くてどの方法が悪いの?を研究する分野です(すごく適当に言ってます。本当はもっと意味が広いので興味ある方はWikipediaとか覗いてみてください)
色々本だったりPDFだったりが存在するので、興味ある方はググってみてください。
英語だと SLA もしくは second language acquisition です。
軽く紹介しておきます。
第二言語習得から学ぶ英語学習のコツ
・基礎文法は重要である。学習最初期に学習すべき(文法を学習させてからインプットさせたグループといきなりインプットさせたグループで英語の流暢さに差が出た。やっぱり文法を先にやるのが良い。)
・人によって良い文法学習が異なる(文法の分析が得意な人は文法を重視した勉強、暗記が得意な人は暗記重視。)
・Input more, output less(アウトプットは少し。少しが良い。無しは駄目。聞けるど話せない人になる。)
・初期に大量のインプットをする(ある程度リーディング、リスニングができるようになればとにかく英語に触れる。難しすぎるのは駄目)
追加で
単語学習
・分散学習(spaced repetition)が有効
・例文、使用例を一緒に覚える(英語では共起表現(どの単語と一緒に使用するか)が重要
word up がおすすめ。(上級者向け)
終わりに
英語学習で重要なのは、普段の情報源を英語にしても困らないところまで持っていくことだと思ってます。
そこまで行けばあとは情報源を英語にしていればあとは殆どのインプットを英語にすれば自動的に上手くなります。
あと、TOEICは入門・基礎にはとても良い試験だと思ってます。あくまで入門・基礎ですが。パート5を8~9割取れてリーディング400近くみたいな人は実践的な英語学習に移ったほうが良いのではと考えています
おすすめ本
中・上級者向け
TOEIC600は無いとあまり得られる物はないかもしれません
ただ、僕的には英語学習本の中で最高の本です
生涯学習していこうと思っている人に対しては絶対に買えと鬼気迫る勢いで詰められるぐらいにはいい本です。
英語独習法 (岩波新書)
文法学習のおすすめ
品詞分解的アプローチで文法の基礎をしっかりと身に着けるための本
ハードだけれどもこれをやった後で初めて英語をちゃんと理解できるようになりました
基礎力が無いと英単語から意味を予想するだけになってしまうので、基礎文法はちゃんとやっておくことをおすすめします
後の学習効率に大きな差が出ます
基本からわかる英語リーディング教本