この記事の対象者
・Windows10
のマシンしか持っていないが、Linux
環境が必要な人。
・最近サーバーの勉強を始めた人。
・プログラミングの授業がもうすぐ始まる大学生。
Abstract
Windows10
上で、Ubuntu
ターミナルとLinux
コマンド(bash
、ssh
、git
、apt
など)を使える環境を構築する。そして、Ubuntu
にgnuplot
を導入し、出力結果をWindows10
上で表示できるようにする。
Windows10 でLinuxの環境を構築する。
Microsoft Storeで「Ubuntu 18.04 LTS」または「Ubuntu 20.04 LTS」をインストールする。
18.04
https://www.microsoft.com/store/productId/9N9TNGVNDL3Q
20.04
https://www.microsoft.com/store/productId/9N6SVWS3RX71
Windowsのファイルを参照するためには、以下のように/mnt/
ディレクトリを先頭につければ良い。
例えば、Cドライブのファイルに移動するときは
$ cd /mnt/C/...
などとするとアクセスできる。
X Window Systemの導入
今回は、X Window System
を導入することで、Linux(Ubuntu)上で実行した結果(例えばgnuplot
で出力したグラフなど)をWindows上で表示できるようにする。Linux(Ubuntu)にはx11
が初めから入っている。WindowsにはXming
をインストールする必要がある。
Windowsに他のGUIがないことの確認
まずは、Limux側にはx11
が正常にインストールされ、Windows側にはGUIが存在していないことを確認する。Windows側にGUIが入っていなければ、x11
で何か表示させようとすると、エラーが出るはずである。
先ほどダウンロードしたUbuntuを起動して以下のコマンドを入力する。
# aptの更新
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
# x11を使うアプリのインストール
$ sudo apt install x11-apps
以下のコマンドを実行する。
$ xeyes &
とすると、
Error: Can't open display
と表示されればO.K.
Xmingのインストール
Xming X Server for Windowsから以下のファイルをダウンロードしてインストールする。インストール後は必ず再起動をする。
・[Xming-6-9-0-31-setup.exe]
(https://ja.osdn.net/projects/sfnet_xming/downloads/Xming/6.9.0.31/Xming-6-9-0-31-setup.exe/)
・[Xming-fonts-7-7-0-10-setup.exe]
(https://ja.osdn.net/projects/sfnet_xming/downloads/Xming-fonts/7.7.0.10/Xming-fonts-7-7-0-10-setup.exe/)
インストールができているかのチェック
以下のコマンドを実行して目のウィンドウが出てきたら成功。
$ xeyes &

注意
xeyes &
を実行すると、
Error: Can’t open display:
または
Error: Unable to initialize GTK+, is DISPLAY set properly?
のようなエラーが出る場合がある。この時、
$ export DISPLAY=:0
または
$ export DISPLAY=:0.0
を実行してもう一度xeyes &
を実行するとうまくいく。
おまじない
上記のコマンドを~/.bashrc
に追記すると次回から入力しなくて良くなる。以下ではVi
で~/.bashrc
編集するためのコマンド例をあげておく。上から実行するだけで、~/.bashrc
にexport DISPLAY=:0
またはexport DISPLAY=:0.0
を追記できる。
まず、Vi
で~/.bashrc
を開く。
$ vi ~/.bashrc
次に、Vi
内で以下を1行ずつ入力する。
# 最終行へジャンプ
Shift + g
# インサートモード
i
# 行末へ移動
Fn + ->
# 改行
Enter
# おまじないの入力
export DISPLAY=:0 または export DISPLAY=:0.0
# インサートモードを抜ける
Esc
# 保存してViを終了
:wq
最後に~/.bashrc
の変更を反映する。
$ source ~/.bashrc
gnuplotのインストール
まず、Ubuntuの中でlock
ファイルを作る。
$ sudo touch /var/lib/dpkg/lock
$ sudo chmod 640 /var/lib/dpkg/lock
$ sudo chown root:root /var/lib/dpkg/lock
次にapt
を更新する。(2.でやっていたら不要)
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
最後に、gnuplot
をインストールする。
$ sudo apt install gnuplot
gnuplotの動作確認
ターミナル上でgnuplot
と入力して起動する。
以下のコマンドを入力して$y=\sin(x)$のグラフが出てきたら成功。
gnuplot> set terminal x11
gnuplot> plot sin(x)
注意
ここで
Error: Can’t open display:
または
Error: Unable to initialize GTK+, is DISPLAY set properly?
のようなエラーが出た時、export DISPLAY=:0
などを実行するか、おまじないのところをもう一度実行する。
おまけ 好きなエディタをインストールする。
・Vim (Ubuntuに標準で入っている。)
・VScode (https://code.visualstudio.com/)
・インストール方法など
https://qiita.com/Shi-nakaya/items/c43fb6c1e638d51bf1c8
・Sublime Text (https://www.sublimetext.com/)
参考にしたサイトなど
Bash on Ubuntu on Windows + XmingによるGUI
gnuplotのインストール時のエラー
これの#4(https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=32854)