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日本人が Ubuntu で中国語を扱う改變了2022

Last updated at Posted at 2020-08-28

随時追加するメモ記事ですすいません。

ということで、同學們好,我讓你知道輸入方法在 Ubuntu 吧。

中国語の勉強したほうがいいですよ。

ピンイン入力にせよ、注音入力にせよ、どうやったらどんな文字が出てくるかを理解するには、中国語の勉強は必須です。
ただのデーターだし(震声)という方は、 all your base are belong to us 現象に陥らないよう細心の注意を。

中国語フォント

cwTeX という中国語向け TeX で使うのに開発された cwtex-q-fonts フォントがある。見た目が結構いいが、ポイント数と実際の見た目上の大きさがフォントごとにバラバラなので、使い方には注意が必要そう。ダイナフォントさんが中国語フォントを多数出されているので、そちらを購入するのもよろしいかと。

聲調(発音記号)の入力

聲調を入力する機会があるとしたら、学習中に老師へ提出する功課か、中国語教育コンテンツを書くくらいのものと思いますが、後ほど記述するインプットメソッドの入力時に使える場合もあるかもしれない、関連性がないとは言えないので一応記載しておきます。

コンポーズキー

聲調(shēng diào)を入力するにはコンポーズキーを使います。これは組み合わせで特殊文字を入力する際の開始キーです。使用するには設定(もしくは確認)が必要です。

  • GNOME tweak (要インストール)を起動すると、こんな、どうすりゃいいんだ的な画面が出ていると思います。
    image.png

  • そっと「無効」にマウスオーバーするとボタンっぽく枠がフェードしてくるのでクリックすると、タイトルバーにスイッチが現れ、コンポーズキーとして使うものが選べるようになります。
    Screenshot from 2022-02-03 05-24-44.png

  • 設定後は、下記表(キー操作をマトリクスにしたもの)のように操作すると文字が出てきます。例えば、ǚは、コンポーズキーに続いてc " uを入力します。コンポーズ開始以降、文字が出るまで、どのキーも離していいです。押しながら、ではありません。

聲調 第一聲 第二聲 第三聲 第四聲
a ā - a á ' a ǎ c a à ` a
e ē - e é ' e ě c e è ` e
i ī - i í ' i ǐ c i ì ` i
o ō - o ó ' o ǒ c i ò ` o
u ū - u ú ' u ǔ c i ù ` u
ü ǖ _ " u ǘ ' " u ǚ c " u ǜ ` " u
コンポーズキーのマッピング

/usr/share/X11/locale/en_US.UTF-8/Compose を参照。

ピンイン(拼音)表現のよい英字フォント

綺麗な英字フォントは数あれど、聲調への考慮が出来ていないものが結構ある。例えば āáǎà は綺麗でも ǘǚǜ の上に乗っている聲調が右にズレているものや、バランスが崩れていて見た目が悪いものがある。

綺麗に表現されているもののうち、エリート書体の IBM Plex Sans Condensed はゴシックスタイルで使いやすく、特に聲調の表現も綺麗だがモノスペース書体がない。 Iosevka の term シリーズも綺麗でモノスペース書体があるが、クーリエ寄りのデザインで使いどころを選ぶ。局面に応じて選ぶといいと思う。

なにも考えずに Sarasa Gothic を選ぶ: 2022/01/22

Iosevka と Noto Sans をブレンドしたフォントということで、脳死インストールをキメる場合は下記で。

wget https://github.com/be5invis/Sarasa-Gothic/releases/download/v0.35.8/sarasa-gothic-ttc-0.35.8.7z
sudo mkdir -p /usr/local/share/fonts
7z x sarasa-gothic-ttc-0.35.8.7z
sudo mv *.ttc /usr/local/share/fonts
# rm sarasa-gothic-ttc-0.35.8.7z
fc-cache -r

IBM Plex Sans は日本語対応を果たしたけど、中国語対応 & Condensedのモノタイプがないので様子見。

ウェブベースのオフィススイートは中国語フォント対応がダメ

タイトルで書いたとおり。権利関係とかもあるんだろうけどさ。
しかし、例えば Google Document で Noto Serif CJK TC を選べない、みたいなのはちょっと違うんじゃないの。

IME は Rime

Rime ホームページ
Archlinux wiki: Rime

いろいろ(辞書登録とか設定が)簡単っぽい&もだーんな感じがするので使ってみた。
使ってみたところ、シフトキーを押すとラテンモードに切り替わり、英単語を混ぜ書きできたり便利。

以下、 RIME で選べる輪入方法である朙月拼音 luna-pinyinを使った時の問題を列挙する。
これら問題があっても他の拼音入力より使用感がしっかりしていると思う。
が、各位目的に沿っているか確認の上、利用されたし。同じ問題が発生しないかもだし。おまかんってやつで。

朙月拼音 luna-pinyin 使用時の問題点
ibus-rime
  1. wine の LINE で日本語入力ができねえ
  2. google のオフィススイート全般で拼音入力時に候補ダイアログが出てこねえ
  3. ウインドウ毎のインプットリソースにすると、高確率でマウスクリックが効かなくなる

1 は、もうね。wineだしね。

2 は google 翻訳で入力してからアプリにコピペしてる。
翻訳では問題ないのにオフィススイートではダメって、オフィススイート側の処理がおかCのであろう。

3 はスーパーキー(Windowsキー)を押してランチャー起動後にもう一回スーパーキーを押したら治る。

fcitx-rime
  • 為が爲になって萎える。どっちでも同じだけど、為が好き。辞書なおせばいいんだろうけど。
  • fcitx 慣れてないので、英語日本語中国語切り替えで混乱して ibus にもどした。

Fcitx5(追記)

この記事を書いてからかなり期間があいて、なんだかんだ Fcitx に慣れ、 Ubuntu 21.04 で運用していることもあって、 wayland にも対応しているらしい Fcitx5 を使うようになったので、下記にインストール方法と設定を記載しておく。

# 使えるIMの確認
$ im-config -l
 ibus xim
# あとで使う fcitx5-configtool も一緒にインストールされる
$ sudo apt install -y fcitx5-mozc fcitx5-rime
# ユーザー用 IM をfcitx5にセットする。
$ im-config -n fcitx5
$ im-config -l
 ibus fcitx5 xim
# とても大事
$ reboot
fcitx5-configtool で Rime を有効化。その他設定もついでに。

「有効な入力メソッド」に rime と入力するとフィルタされるので「<」ボタンで「現在の入力メソッド」に追加させ、OKをクリック。タブ:グローバルオプションは好きにいじればいいさ。
Screenshot from 2022-01-22 16-24-37.png

アドオンでUIセクションのクラシックユーザーインターフェースを設定すると次が可能。

  • パネルのフォント変更
  • 変換候補の並びを縦にする
  • パネルなど色を設定できる(下記例はUbuntu Orangeで検索すると色コード見れます)
  • 背景画像の指定も可能だった(が、ファイル名を消したら変換候補ペインの被りが消えたような…)

fcitx5-mozc
Screenshot from 2022-01-22 17-17-12.png


fcitx5-rime
Screenshot from 2022-01-22 17-17-33.png

変換候補ペインが吹っ飛んでるのを治したい

Ubuntu Weekly Recipe 第689回 Ubuntu 21.10でFcitx 5を使用する に記載されているように、この問題自体は Gnome シェル拡張の kimpanel をインストールすることで解決できます。
ただし fcitx5-configtool の設定は一切無視される& kimpanel 自体の設定では変換候補を縦に並べるくらいしか出来ないのが痛いです。

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