はじめに
記事投稿キャンペーンのテーマが「自分のエンジニアとしてのキャリアを振り返ろう!」ということで、これまでの約7年間のエンジニアとしてのキャリアを振り返って「やっておけばよかった」と思ったことを書き残したいと思います。
ざっくり自己紹介
- 1994年生まれ
- 四年制文系大学卒業 → 新卒でなんの知識もなくIT業界へ
- 転職経験なし
- 自社サービス、受託、SESでの開発を経験
- MPA、CSRのみを使ったSPA、Web API、iOSアプリ、Androidアプリ、Android用SDKの開発を経験
- 自社チーム内でのリーダーと客先チーム内でのサブリーダーを通して、合計3年のマネジメントを経験
- 最近はReact + TypeScriptを使ったフロントエンド開発をやっている
やっておけばよかったこと
基礎を固める
基本情報技術者試験の範囲やコンピューターサイエンスのような、陳腐化しにくい知識をイメージしています。
なぜそう思うか
- 基礎があるかどうかで新しい技術の勉強をしたときの理解度に差が出る
- 基礎がある前提で会話が行われたり、本や記事などの読み物が書かれていることがある
- 仕事相手から基礎が身についてないと思われてしまうと印象が悪いかもしれない
自分は必要なことを必要なタイミングに調べるやり方でここまできてしまいました。一度身につければずっと役立つので、キャリアの最初の方で身につけておけばよかったなと思っています。
どうすればよかったか
- IPAの資格試験、例えば基本情報技術者試験の勉強をする
- 本やサイトでコンピューターサイエンスに関する勉強をする
これは体系的に勉強するしかないと思っています。自分のように必要なことを必要なタイミングに調べるだけではあまり身につかない、というか実際に自分が身についていない気がします。ただし、勉強して面白いと思えるのか、続くのかというは不安要素であり、自分がやってないのでわかってないところです。
アウトプット
コードを書いてGitHubに残したり、記事を書いたりすることをイメージしています。
なぜそう思うか
- ただ学んだり業務で経験するだけよりも身になる
- エンジニアとしての評価材料になる
- 忘れてしまったり言語化されてないことで、もう一度考えたり調べなくて済む
今考えればやらない理由はないのですが、なぜかアウトプットするという考えにならなかったり、理由をつけてアウトプットしないという選択をキャリアの前半ではしてしまっていました。特に経験や自分の考えをアウトプットしてなかったのは、忘れてしまったり言語化されてないことで困ったことが何度もあるので後悔しています。
どうすればよかったか
- 形式はともかく、とにかくアウトプットする
理想はオープンにすることですが、心理的ハードルがあるのも理解できます。とにかく脳にだけ残しておこうとするのは良くないので、まずはオープンにしなくとも、ローカルのメモ帳でもいいので残しておくことが大事だと思っています。
技術的な強みを作る
言語だったり領域だったりなんでもいいのですが、自分は技術的にこれが強いです!と言える状態をイメージしています。例えば「Javaに強い」「フロントエンドに強い」「DBに強い」などが考えられます。
なぜそう思うか
- 仕事を探す場合に有利
- 自分がどんな人か理解してもらいやすい
- 自分に自信が持てる
自分の場合は広く浅くになってしまっていて、自分は技術的にこれが強いです!と言えるものがありません。技術的な強みをアピールできた方が、エンジニアとして生きていくうえで有利だと思います。
どうすればよかったか
- 自分がハマれる技術を見つけて学び続けて、できれば仕事で長期間携わる
どうすればハマれる技術が見つかるのか?は色々やってみるしかない気がしますが、案件ごとに使う技術がバラバラだとそれぞれの習熟度が上がらず、結果として今の自分のように広く浅くで強みがよくわからないエンジニアになってしまいます。なのでそれは避けるように意識すべきだと思います。
転職活動やキャリア相談
結果的に転職するかどうかは置いておき、転職のための準備や選考、外部へのキャリア相談など、キャリアを見直して変える選択肢を持って行動することをイメージしています。
なぜそう思うか
- 転職活動を意識してキャリアを振り返ったりスキルを棚卸しすることで、やりたいことや自分に足りないものが整理される
- 客観的な自分の評価やアドバイスをいただくことで、新たな道がひらけたり今後の方針のヒントになる
自分は転職活動を一回もしてきませんでした。これは転職しなくても様々な経験できる環境だったことが大きく、そのためあまり考えてませんでした。しかし外部に評価を求めることで、エンジニアとしてより良い歩みができたのではないかと思っています。
どうすればよかったか
- まず誰かと話す
誰かとキャリアについて話すだけでも考えるきっかけになるので、いきなり転職エージェントと話すのが嫌な場合は、職場の人やエンジニア友達などととにかく話してみるべきだったと思います。
おわりに
この記事を書くにあたって、昔を思い出したり、改めてキャリアについて考える機会になり良かったです。自分が思った「やっておけばよかった」ことを読んでいただき、同じ後悔をするエンジニアが一人でも減ることを願っています。