micro:bit用のプログラミング環境であるブロックエディタ(MakeCode)では、自作のブロックを追加できる機能があるのですが、パッケージを複数の言語に対応(ローカライズ)するためのルールで、公式のドキュメントに書かれていないことを補足する記事です。
公式のドキュメントの方にもPRを送るつもりですが、英語なのでとりあえずこちらに日本語でメモとして。
micro:bit用拡張パッケージの開発方法
micro:bit用拡張パッケージの開発方法については、公式のドキュメントがありますのでそちらをご覧ください。ただ、なにかと情報不足な点は否めません...。
ローカライズ用言語リソースの置き方
このドキュメントの中に言語対応(localization)の説明があり(元々無かったけれど質問したら追加されたようだ)、基本的にはここに書いてある通りなのですが、言語リソースファイル名の命名ルールの説明がありません。
言語リソースファイルは以下のルールに従ってください。
1. "_locales"ディレクトリを作成する。
2. その下に各言語ごとのディレクトリを作成する。ディレクトリ名にはISO 3166-1 alpha-2を小文字で使用します。日本の場合は"ja"となります。
3. 各言語のディレクトリの中に「{pxt.jsonの"name"で指定した名前}-strings.json」のファイル名で言語リソースファイルを置きます。
"ExternalPackages"の日本語リソースの場合。
"_locales/ja/ExternalPackages-strings.json"
ツールチップの言語リソースの場合は、「{pxt.jsonの"name"で指定した名前}-jsdoc-strings.json」となります。
言語リソースの書き方
言語リソースの書き方については、実際にパッケージを開発されている方なら、公開されているパッケージを参考にすればわかると思いますので、省略します。
最後に
めっちゃ走り書きで申し訳ありませんが、もし困っている方の参考になればと思い取り急ぎシェアしました。