Anacondaを使わずにVSCodeでpythonを使用する環境をつくったので
備忘録としてやり方のざっくりとしたまとめをここに書いておきます。
(素人が拾ってきた情報まとめてきただけですが、、)
ちなみにOSはWindows 11です。
Pythonインストール方法
1. このページからPythonのインストールファイルをダウンロード&実行
2. Pathを通す(インストール時に「Pathを通す」にチェックをつければ自動でPath設定はやってくれる)
Python.exeはC:\Users<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Python\Python311に、pipはC:\Users<ユーザー名>\AppData\Local\Programs\Python\Python311\Scriptsに格納されているので、それぞれ
コントロールパネル>システムとセキュリティ>システム>詳細設定>環境変数からPathを選択、編集ボタンを押して新規Pathを追加する。
3. Pathが通っているか確認する。
コマンドプロンプトを起動、python --versionやpip --versionと打ち込みバージョン情報が表示されることを確認する。
C:\Users\ユーザー名>pip --version
pip 23.1.2 from C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python311\Lib\site-packages\pip (python 3.11)
C:\Users\ユーザー名\>py --version
Python 3.11.4
仮想環境
4.仮想環境の作成
python3.3以降を使用しているなら'venv'を、それ以前なら'virtualenv'を使う
以降ではvenvを使ったやり方を記述します。
やり方は、仮想環境をつくりたいフォルダに移動して以下のコマンドを打つだけです。
py -m venv <環境名>
仮想環境の起動にはプロジェクトのディレクトリまで移動したうえで、以下のコマンドを打ちます。
./env/Scripts/activate
離脱したいときは以下のコマンドを打ちます
deactivate
なお、初期化したいときは
py -m venv <環境名> --clear
で、削除したいときは単にそのフォルダおよびディレクトリを削除すればいいだけです。
rd /s [/q] <ディレクトリ名>
[\s]は配下のファイルおよびディレクトリをすべて消去するためのオプション、[\q]は確認メッセージを非表示にするためのオプションです。
パッケージのインストール
パッケージのインストールを行いたいときは以下のようにします。
また、特定のバージョンをインストールしたいときは二行目のようにします。
py -m pip install <パッケージ名>
py -m pip install "requests==2.18.4"
パッケージのextra部分をインストールするには以下のように角括弧([,])の中に書きます。
py -m pip install "requests[security]"
パッケージのアップデートは以下の通り。
pip install -U <package-name>
パッケージのアンインストールは以下の通り
pip uninstall <package-name>
requirements.txtで一括インストールすることもできます。
pip install -r requirements.txt
pipではfreezeコマンドを使うことで、インストール済の全パッケージのバージョン付きのリストを取り出すことができます。
py -m pip freeze
これはあるパッケージを正確にそのバージョンで再作成することができるpip:Requirementsファイルを作るのに便利です。
依存関係をチェックするには以下のコマンドで。
pip checkNo broken requirements found.
パッケージのリスト全部表示(オプションはアップデートが必要なパッケージのリスト)は以下。
pip list [-o:アップデートが必要なものを表示] [-u:アップデート必要ないものの表示]
[参考文献]
pythonライブラリインストール方法(pipコマンドの使い方)
モジュールの仕組み(pythonのパッケージimportできない)
pythonのモジュール、ライブラリ解説
Anacondaに頼らない、pipとvenvを使った環境構築
pip と仮想環境を使ってパッケージをインストールする
pipでアップデートするときのコマンド pip update
pip documentation v23.3.dev0