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【Windows+WSL2】エクスプローラーの右クリックから一発でカレントディレクトリのWSLターミナルを開く方法

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はじめに

Ubuntuの標準ファイルマネージャー「Nautilus」には、フォルダ内で右クリックして「端末で開く(E)」を選択すると、その場でターミナルが起動するという大変便利な機能があります。Linuxを常用している開発者にとって、このスムーズな連携は当たり前の感覚かもしれません。

Windows上でWSL2を使って開発していると、「今エクスプローラーで開いているこのWSL上のディレクトリで、すぐにターミナルを起動したい!」と思う瞬間が多々あります。

この記事では、Windows 11の標準機能であるエクスプローラーとWindows ターミナルを少し設定するだけで、Nautilusの体験を完全に再現し、開発効率を劇的に向上させる方法を、ハマりどころの解決策まで含めて詳しく解説します。

前提環境

  • Windows 11
  • WSL2 および任意のディストリビューション (本記事では Ubuntu を使用)
  • Windows ターミナル (Microsoft Storeからインストール)

設定手順

設定は大きく3つのステップに分かれます。

Step 1: エクスプローラーからWSLのファイルへアクセスする

まず、WindowsのエクスプローラーからWSL内のファイルにアクセスできることを確認します。

  1. エクスプローラーを起動します。
  2. アドレスバーに \\wsl.localhost\ または \\wsl$\ と入力し、Enterキーを押します。
  3. インストールされているディストリビューション(例:Ubuntu)が表示されるので、それを開きます。

これで、WSLのルートファイルシステムにアクセスできます。/home/<ユーザー名> など、よく使うフォルダは右クリックして**「クイック アクセスにピン留めする」**をしておくと、次回からワンクリックでアクセスできて非常に便利です。

(注: 画像はイメージです。ご自身のスクリーンショットに差し替えてください)

Step 2: Windows ターミナルの「既定のプロファイル」を変更する

次に、エクスプローラーで右クリックした際に起動するターミナルを、デフォルトのPowerShellからWSL(Ubuntu)に変更します。

  1. Windows ターミナルを起動します。
  2. 上部の V 字のプルダウンメニューから「設定」を選択します。
  3. 左側のメニューから「スタートアップ」を選択します。
  4. 既定のプロファイル」のドロップダウンリストから、お使いのディストリビューション「Ubuntu」を選択し、保存します。

(注: 画像はイメージです。ご自身のスクリーンショットに差し替えてください)

この設定により、エクスプローラーのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「ターミナルで開く」を選択した際に、WSLが起動するようになります。

Step 3: 【最重要】開始ディレクトリを正しく設定する(ハマりどころ)

Step 2まで設定して試すと、WSL(Ubuntu)は起動するものの、なぜかホームディレクトリ(~)で開いてしまう、という問題に直面します。これでは「その場で開く」ことができません。

この問題を解決する、最も重要な設定がこちらです。

  1. 再度、Windows ターミナルの設定画面を開きます。
  2. 今度は左側のメニューから、プロファイルの一覧にある「Ubuntu」を選択します。
  3. 右側に表示される設定項目の中から、「開始ディレクトリ」を探します。
  4. この入力欄に、おそらく ~//wsl.localhost/Ubuntu/home/<ユーザー名> のようなパスが設定されています。この内容をすべて削除し、代わりに半角のピリオド . を一つだけ入力してください。

なぜ . なのか?
. は、「親プロセスから渡されたディレクトリを開始ディレクトリとして使用する」という特別な意味を持ちます。つまり、エクスプローラーが「このフォルダで開いて!」と渡してくれたパス情報を素直に受け取るための設定です。

(注: ユーザーが成功した際のスクリーンショット(image_24a50e.png)をここに貼り付けると完璧です)

【注意】もう一つのハマりどころ
この時、「コマンド ライン」の末尾に --cd . などを追記してはいけません。これは「wsl.exe自体のカレントディレクトリで起動する」という別の指示になってしまい、設定が競合してうまく動作しません。「コマンド ライン」はデフォルトのまま触らず、「開始ディレクトリ」のみを変更するのが正解です。

動作確認

これで全ての設定は完了です。

エクスプローラーで、\\wsl.localhost\ を経由して任意の深い階層のフォルダ(例: /home/user/projects/my-app)に移動してみてください。

そのフォルダ内で**右クリック → 「ターミナルで開く」**を選択します。

指定した通りのディレクトリで、WSL(Ubuntu)のターミナルが起動すれば成功です!

さいごに

わずかな設定変更で、Windows上でのWSL2開発体験は劇的に向上します。Linuxの快適なターミナル連携をWindowsでも実現することで、日々の細かなストレスが解消され、より開発に集中できるようになるはずです。
同じように感じていた方の助けになれば幸いです。


推奨Qiitaタグ:
WSL, WSL2, Windows, Windows11, Terminal, Ubuntu, Explorer, 開発環境

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