はじめに
私は現在、部会委員会という社内の委員会に所属しています。
部会とは部門状況や部員の近況を共有するイベントで、その部会の運営が主な活動内容です。
活動が始まってから1年ちょっと経ちますが、このチーム、素敵な良いいいいチームなんです。
チーム内の雰囲気は和気藹藹としていて居心地が良く、それでいてただの馴れ合いではなく切磋琢磨できています。
とにかくポジティブな空気が満ち溢れていて、まさに理想的なチームだと思っています。
この素敵なチームが素敵たる所以はなんだろうかと、振り返えってみて思いついた「7つの良いところ」を紹介します。
1. 先輩・上司の方から「心理的安全性」を高めようとしてくれているのが伝わる
「心理的安全性」という言葉、ご存知でしょうか?
ハーバードビジネススクールのエドモンドソン教授が提唱した言葉で、「チームのメンバーがそれぞれ不安を抱えることなく、自分の考えを自由に発言できたり、行動に移したりできる状態」とされています。
チームの先輩方は、チーム発足時から「心理的安全性の高い集団にしよう!」と実際に口に出して明確に示してくれていました。
心理的安全性を高めようとすることは、後輩・部下側からもできるかもしれません。
しかし、やはり年次や立場の上下関係は影響力が大きいと思うので、こうやって先輩・上司の方から言ってもらえると、それだけでも安心感が違います。
当時、怖いお客さんの下で仕事をしていた私は、とても嬉しかったのを覚えています。
2. 「無理しないでいいよ」を強調・実践してくれる
「2.」と「3.」はセットです。
部会委員会の活動は、メンバーそれぞれメインのプロジェクト業務の合間を縫って行っています。
そのため、プロジェクトの状況次第では忙しくて委員会活動に参加できないことがあります。
しかしそのことで責められることは一切ありません。
むしろ「プロジェクトお疲れ様!」と励ましてくれます。
私はメンバーの中でもプロジェクト都合で委員会活動ができなくなることが多い方です。
そのことで申し訳ない気持ちになることがありますが、他のメンバーの方が「気にしなくていいよ」、「おれが代わりにやるよ」という言葉を何度もかけてくれるおかげで、負い目を感じることなく活動できています。
3. 能動的に「頑張りたくなる」雰囲気がある
自分が忙しいときにたくさん助けてもらいました。
すると逆に他のメンバーが忙しくなったとき、よっしゃ今度はおれが助ける番!!となります。
つまり、きつい時に「無理しないでいいよ」と言い合える関係は、頑張れるときに「頑張りたくなる」気持ちに繋がっていると思います。
上の方で、「2.」と「3.」はセットです。と書いたのはこういう意味です。
また、このチームはみんな向上心が高く、そのことも「頑張りたくなる」気持ちに繋がっています。
アウトプットを積極的に行ったり、イベントで使うツールを自作したりと誰か頑張ると、それを見た他のメンバーは「おれも頑張って何かするぞ!」となります。
まさに切磋琢磨なプラスの影響の及ぼし合いです。
4. ルールやフレームに「縛られすぎない」柔軟さがある
委員会活動を行っていくうえで、いろいろなルールがあります。(暗黙的なものも含む)
フレームワークに沿って打ち合わせや振り返りを行うこともあります。
しかし、ルールやフレームはあくまで手段にすぎないことをメンバー全員が意識していて、
何を達成したいためのものか、何を実現したいためのものかということを大切にしています。
いわゆるそのマインド部分がハッキリしていることで、必ずしもルールやフレームに従うだけでなく、柔軟な取捨選択によって、より効率的な方法を見つけられるようになっていると思います。
他チームで、フレームに縛られすぎて自分たち自身が何のためにやってるのか分からなくなっていて、ただなんとなく時間を過ごしてしまうことがありました。
そんな時には委員会で学んだことを活かして改善したいです。
5. 挑戦を恐れない「身軽さ」がある
セクションタイトルの通りですが、このチームは本当に身軽です。
何か新しいことを始めることへの躊躇がほとんどありません。
失敗したら止めればいいだけ、元に戻せばいいだけ、という思考が習慣づいています。
挑戦に対して否定的な人が誰もいません。
この思考があれば、既に最適だと思っている状態からでも、さらにより良い状態を発見できる可能性が広がります。
また、たとえそのとき直接的な改善ができなかったとしても、「挑戦の習慣」自体が未来の何かの改善に繋がると思います。
6. チームメンバーに対して「嫌そうな顔」をしない
たまに、口では肯定していても、何となく嫌そうな顔、不満気な顔をする人がいます。
嫌そうな顔をするくらいなら、むしろ否定してくれた方が議論もできますし、もしかしたら認識齟齬が発覚するかもしれません。
なにより、そんな顔をされたら雰囲気が悪くなり、次に意見を言いたいときに躊躇してしまいます。
逆に、嫌そうな顔をした側からすると、既に言いたいことを言えない状態になってしまっているのかもしれません。
どちらにせよこのようなことはチームにとって良い状態ではありません。
部会委員会では、誰かが「嫌そうな顔」をするところを見たことがありません。
このことも、信頼関係を築けいている証拠だと思いました。
7. メンバーが自チームのことを「好き」でいる
メンバーはみんな、部会委員会のことが好きだと言いいます。
毎日の活動の雰囲気からも、そのことがすごく伝わってきます。
そんなメンバー、チームが私も好きです。
自分たちが自チームのことをはっきり好きと言えれば、そりゃポジティブに活動できます。
「1.」~「6.」に書いたことやその他いろんなことの積み重ねで辿り着いたこの状態こそ、部会委員会チームの最も素敵な良いいいいところだと思っています。
おわりに
将来自分がチームビルディングを先導する立場になった時や、僭越ながらどこかの誰かのために、この記事が少しでも役に立ったら良いなと思っています。