ピクトグラムとアイコンの違いがわかりますか。
Webやアプリデザインの現場では、たまに「ピクトアイコン」「ピクトグラムアイコン」という言葉を聞くことがあります。
まあ言わんとすることは分かるが、ピクトグラムとアイコンって別のもなんですけど。。と思いつつ、
自分でもはっきりこうだ!とは言えない所もありちょっと調べてみました。
空港や駅といった公共施設の案内標識などによく見られるものですね。
あらゆる人に、言葉で説明をしなくても情報が伝わるよう絵で表現したものです。
アイコンとは、プログラムやファイルの種類をシンボル化した小さな絵記号。WindowsやMacのデスクトップにもいくつか小さな絵が並んでると思いますが、ユーザーが直感的に分かりやすく操作できるようにしている。これがアイコンです。
アイコンの場合はピクトグラムほど単純化しなくても成り立つことが多いので、装飾やカラフルなものなども含まれます。
アイコンには、2つの意味がありますね。
1つは、プログラムやファイルの種類、操作する対象を指定しやすく、見分けやすくするために小さな絵で表したもの。ファイルの内容やプログラムの機能などを絵文字にしてディスプレー上に表示した図形・記号。
2 偶像。あこがれや崇拝の的となるもの。また、象徴的なもの。ファッションアイコンなど。
フラットデザインやマテリアルデザイン等の普及によって、アイコンがより簡略化されていきました。
簡略化されていったことにより、ピクトグラムとアイコンが同じものとして認識されることが増え、「ピクトアイコン」「ピクトグラムアイコン」という、呼ばれ方になっていったのでしょう。
こういった簡略化したアイコンはピクトグラムと呼べるのかもしれませんが、あらゆる人に、言葉で説明をしなくても情報が伝わるよう絵で表現したもの。という観点でみれば必ずしも絵だけで、理解しにくいことが多いのも事実です。
#最後に
多くの場合、ピクトグラムやアイコンを見て文字を確認し、クリックし、無意識のうちにサイトやアプリ内へと入るようになっています。ピクトグラムは、限られた画面でいかに情報を伝えるかという点で相性がよく、ますますピクトグラムの活用シーンは増えていく中で、ピクトグラムとアイコンの違いを理解し、現場で生かしていきたいですね。