最近Raspberry Pi picoを買っていろいろいじっていたのですが、USB micro-Bが嫌いなのでどうにかしたい。
それが今回の動機です。
方法
ざっくり今回やることを説明すると、
1.typeC端子を作る。
2.micro-B端子から線を伸ばす。
3.接続する
これだけです。
TypeC端子を作る。
今回使う端子は秋月電子通商で買った、TypeC DIP化キットです
A to Cケーブルを使うならばそのまま配線してもいいのですがC to Cケーブルを使う場合は少しテコ入れが必要です。
詳細は省くのですが、CC1,CC2端子を5.1kΩでGNDに接続(プルダウン)する必要があります。
私は5.1kΩ抵抗を持っていなかったので、10kΩ並列+1kΩで、5.1kΩを実装しました。
micro-Bから線を伸ばす
秋月で売っているmicro-Bオス端子を使って線を引き出します。
pin | 機能 |
---|---|
1 | Vcc |
2 | D- |
3 | D+ |
4 | ID |
5 | GND |
本来はUSB規格で線の色も決まっているのですが、フル無視で黒を使います。
IDピンとは一体何でしょうか?
軽く調べたところ、ホストとして使う際に必要だそうですが、今回はどこにも接続せずにほっておいてよさそうです。
余談
実はRaspberry Pi picoシリーズは裏側のTP(テストポイント)に+D,-D,GNDを接続できるパッドがあります。
TP1がGND、TP2が-D、TP3が+Dです
そして電源供給用のVSYSは39番にあります。
ここから線を伸ばすことも可能です。
接続する
今まで作ったものを繋げます。
type-C | 処理 | pin | micro-B |
---|---|---|---|
Vcc | 接続 | 1pin | Vcc |
D- | 接続 | 2pin | D- |
D+ | 接続 | 3pin | D+ |
ー | ー | 4pin | ID |
GND | 接続 | 5pin | GND |
CC1 | 5.1kΩプルダウン | ー | ー |
CC2 | 5.1kΩプルダウン | ー | ー |
取り外すことができるように細ピンヘッダを使って接続します。
検証
ファイル/スケッチ例/シリアル通信
等よりシリアル通信ができるスケッチを適当に選んで検証します。
終わりに
まあtypeCの互換機買えばいいんだけどね。