はじめに

この度、Androidアプリを個人開発でリリースしました。
過程でやったこと・戸惑ったことを書いていきます。

想定読者

個人開発でアプリをリリースしたことがなく、
これから個人開発でアプリをリリースしてみようと思う方

以下については記載していません。
・アプリの実装
・Google Play配信の具体的な方法
・各種ツールの使い方
公式を当たるのが最新かつ間違いないはずです。
手段を知らなければ公式を参照することもできないので
手段を知るきっかけにしていただければと思います。

個人開発を行ったアプリはメモ帳です。
Android 10からAndroid標準のバブルを利用したメモ帳です。
もしよかったらDLしてみてください。

Google Play および Google Play ロゴは、Google LLC の商標です。

ApplicationIdの設定
レイアウトリソース
アプリアイコンの設定
広告
分析
アプリケーションプライバシーポリシー（APP）
オープンソースライセンス
ソース管理
Google Play配信

AppliacationIdはアプリを識別する一意の文字列です。
ApplicationIdは一般的にはドメインを取得して使用します。
業務での開発であれば、企業ドメインとアプリ名称で決まるかと思います。
個人の開発の場合、ドメインを持っていれば問題ないですがこのために取得してもいいかと思います。

あるいはGitHub Pagesを利用してドメインを取得することができます。
取得することのできるドメインは [GitHubのユーザ名].github.ioとなります。

Adobe XDを使ってリソース作成しました。
導入背景としては、次のようになります。
・スタータープランですぐに作成可能
・Android向け複数のdpiに出力可能

Android StudioのImage Assetを使用して作成しました。
ベースとなる画像はAdobe XDを利用しました。

App Privacy Policy Generatorを利用しました。
アプリ内に専用画面を設けました。
また、このAPPはGoogle Play配信時に公開先のリンクの入力を求められることがあります。
この時もGitHub Pages内にディレクトリを作成し、Appのhtmlを配置しました。

GitHubのprivateリポジトリを利用しています。
途中まではpublicリポジトリを利用していましたが、
広告を入れるにあたってキーを公開しない方がいいと判断したためprivateリポジトリとしました。

PlayConsoleから配信を行います。

Play Consoleにdeveloperアカウント（Googleアカウント）登録時に$25.00かかります。

手順は以下に沿って行いました。
アプリを公開する
Android App Bundle（aab）の作成を行います。
2021年8月以降に新規で配信する場合にはアプリバイナリはapkではなくaabで配信する必要があります。

aabが作成できたら以下に沿ってPlay Consoleに登録していきます。
リリースを準備して公開する

オープンテスト・クローズドテスト・内部テストがあります。
限られたユーザに対してGoogle Playから配信して動作の確認をすることができます。

1月2日に申請したので年始ということもあり、3日後に公開されました。
以下のようなメールがdeveloperアカウントに届けば申請完了のようです。

IARC Live Rating Notice: <アプリ名>