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じゃんけんの勝敗を手っ取り早く処理する表

Last updated at Posted at 2019-04-23

じゃんけんの勝敗を手っ取り早く処理する表

はじめに

本書は、プログラミング初心者向けに、表の実装を紹介するものである。
例として、じゃんけんの勝敗を処理する。

じゃんけんの仕様

まず、じゃんけんの仕様を考える。

  • 対戦者は2人とする。
  • 対戦者はそれぞれ「グー✊」「チョキ✌」「パー✋」の3つの手から1つ選んで出す。
  • 「グー✊」は「チョキ✌」に勝つ。
  • 「チョキ✌」は「パー✋」に勝つ。
  • 「パー✋」は「グー✊」に勝つ。
  • 同じ手はあいこ(引き分け)となる。

今回は「対戦者は2人とする」という点だけ留意してもらいたい。

じゃんけん関数

今回用意したじゃんけん関数(JavaScript)は以下の通りである。
尚、引数のエラーチェックはしていない。

このじゃんけん関数を使う場合、対戦者2人の出す手を事前に決定しておく必要がある。
ユーザーから入力を受け付けても良いし、乱数を得ても良い。
また、処理結果(勝敗)の表示もこの関数を使う側で行う事になる。

このじゃんけん関数の肝要は、勝敗表を2次元配列で表現している点である。
2次元配列とは、配列のデータの中身がさらに配列になっている物である。
これにより、表を表現する事が出来る。
記述方法の詳細は省くので、以下のソースコードから読み取ってもらいたい。

// じゃんけん関数
// janken(you, opponent)
//
// 引数に0~2の値を入れる。
// 0:グー
// 1:チョキ
// 2:パー
//
// 戻り値
// -1:あなたの負け
//  0:あいこ
//  1:あなたの勝ち

var janken = function(you, opponent) {
    // ↓you / opp→  rock    scissors    paper
    // rock         draw    win         lose
    // scissors     lose    draw        win
    // paper        win     lose        draw
    var game = [[ 0,  1, -1],
                [-1,  0,  1],
                [ 1, -1,  0]];

    return game[you][opponent];
};

おわりに

このように、答えが決まっていて将来的にも変更がないデータは、配列や2次元配列でデータを持っておくと良い。

以上。

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