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VALTES Advent Calendar 2024

Day 1

テスト管理ツール QualityTrackerについて

Last updated at Posted at 2024-11-30

はじめに

VALTES Advent Calendar 2024のトップバッターを務める@kuroshiba_komomameです。
黒柴2匹と戯れる生活を送る日々、ほんと癒しです。
アプリケーション開発20年、QualityTracker開発のPMをやっています。
どうぞよろしくお願いいたします。

テスト専門会社であるバルテス株式会社はソフトウェアテストサービスをコアに活動を行っていますが、ツール開発にも力を注いでおりソフトウェア開発を支援し、品質向上と生産性向上に貢献しています。

  • テスト自動化ツールの「T-DASH」
    誰でも簡単にテストを自動化できる
  • テスト管理ツールの「QualityTracker」
    テスト進捗状況のリアルタイム把握やテストケース共有による効率化を実現する
  • クラウド型モバイルテストサービスの「AnyTest」
    Web・アプリの実機テストが遠隔で簡単に行える

今回はテスト管理の「QualityTracker」について説明します。
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Excelやスプレッドシートを利用したテスト管理の問題点

  1. データ上書き問題
    複数人が同時に編集すると、意図せずに他の人の変更を上書きしてしまうことがあります。これにより、データが正しくなくなる可能性があります。また、スクリーンショットを貼り付けると見づらくなり、上書きされると変更履歴が残らないため、元に戻すのが難しくなります。
  2. Excelファイル共有によるデータ破損問題
    Excelファイルの共有者が多い場合に起こりやすく、特に複数の共有者が同時に保存する際に破損リスクが高まります。
  3. 最新データ行方不明、亜種データ問題
    複数人がおのおのテストデータを作成してしまうことで一体どれが最新のデータであるかがわからなくなることが多々発生します。また誰かが作成したデータをコピーして追加・修正、コピーして追加・修正が行われ大量の亜種データが作成されてしまうことも大いに考えられます。
  4. 集計問題
    複数人でテスト実行を行っている場合、Excelファイルをとりまとめて管理者が集計する必要があり、時間と労力がかかってしまいます。リアルタイムの情報を得ることは難しいです。

テスト管理ツール「QualityTracker」とは

クラウドベースでテスト実行時の進捗管理、テストケースの管理が可能になるツールです。
EVMを採用し、仕事量ベースで管理することによって、各テストの進行状況がリアルタイムで表示され、どれだけ前倒し・遅延しているかなど正確な進捗管理が一目瞭然で把握できます。

テスト管理者、プロジェクト管理者、テスト実行者などプロジェクト参加者全員が作業全体を見ることができ、その進捗状況から、管理者はテスト実行者のタスク振り分けを随時行うことで、そのプロジェクトの効率化が可能となり、チームの生産性向上効果が見込めます。

4つのポイント

  1. より正確な進捗管理
    QualityTrackerでは進捗計算にEVを採用し(EVM)、テストの正確な進捗状況を見える化しました。
  2. テストケースの資産化
    テストケースをクラウド上で管理することで、チーム内でテストケースを繰り返し利用することができます。
  3. テスト実施の効率化
    プロジェクトでテストケースが共有されるため、属人化しない効率的なテスト実施を行うことができます。
  4. リアルタイムの集計
    テストの結果をクラウド上のテストケースへ入力するため、タイムラグが出ることなくテストの進行状況を把握できます。

特徴

わかりやすいダッシュボード

  1. 複数プロジェクト(テストラン)を俯瞰できる全体ダッシュボード
    image.png

  2. 対象プロジェクト(テストラン)に特化した個別ダッシュボード
    image.png

テストスイート成績表によるテストケース資産化

テストスイート単位で基本情報、テスト実行の成績表示を行うことができます。
使い勝手の良い検索で、検索条件を指定すると他の検索条件の候補自体が段階的に絞り込まれるようになっています。
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テスト実行予定日を自動で計算可能

数千、数万といったようにテストケースの数が多くなると、テスト実行の予定を立てるだけで大仕事になってしまいます。QualityTrackerでは日付毎に実行割合を自動で分配させることで、テスト実行計画設定の大幅な効率化を実現できます。
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外部BTSとのシームレスな連携による改修確認の効率化

QualityTrackerと外部BTSを連携すると、QualityTracker上のチケットと連携してステータス管理等が行えるようになります。
QualityTrackerのチケット一覧のチケットステータスを参照するだけで、開発側が対応中であるのか、改修確認ができる状態であるのかを把握でき、再テスト対象のテストケースにも1クリックで遷移でき、スムーズな対応が可能になります。
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消化ケース数・生産性

テスト実行の生産性では、以下を確認することができます。

  • PV(計画上の出来高)
  • EV(実際の出来高)
  • AC(実コストの合計)
  • 生産性(インプットに対するアウトプットの比率)
    スクリーンショット 2024-11-30 204904.png

利用における大まかな流れ

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1.テストの準備を行う

事前準備

無料トライアルを申し込んでいただき、アカウントを作成します。

プロダクトを作成する

プロダクト名を入力し、「作成してプロダクトに移動」をクリックします。
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プロジェクトを作成する

任意のプロジェクト名を入力し「確定」をクリックします。
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ユーザーを招待する

メールアドレスを入力後、「アカウント設定メール送信」をクリックします。
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その後プロダクト、プロジェクトにユーザーを追加します。

2.テスト計画

テストケースフィールドを設定する

自社テストケースとのQualityTrackerテストケースの項目数や順番に差異があれば、テストケースフィールド設定で調整します。
image.png

テストケースをインポートする

自社テストケースとQualityTrackerテストケースをマッピングしてインポートを行います。
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テストランを作成する

テストスイート一覧で任意の検索を行い、対象のテストスイートにチェックをいれテストランを作成します。
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3.テスト実行

計画したテストを実行する

1クリックでテスト結果を登録することが可能です。
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BTS連携

failed時にBTSと連携して不具合チケットを管理します。
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4.テスト進捗確認

全体ダッシュボード

進捗率やテスト結果等の基本的な情報は、全体ダッシュボードを見れば把握できます。
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個別ダッシュボード

日々のテスト実施について、グラフで推移を確認したいときは個別ダッシュボードを確認します。
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最後に

ご利用料金、無料トライアルのご案内、デモ依頼はQualityTrackerサービスサイトをご確認お願いいたします。

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