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パソコンの中身を知ろう -現役エンジニアがパソコンをそこそこ解体してみた-

Last updated at Posted at 2023-08-21

※2023/08/23 誤記修正
コメントでご指摘を受け、記憶装置に関する説明を修正しました。

はじめに

こんにちは。
ユニフェイスの駆け出しエンジニア石田です。

突然ですが、弊社には社内研修資料としてそこそこの数のビデオがあります。

これらのビデオは現役のベテランエンジニアが、インターン生に向けて教育を行った際のアーカイブなのですが、駆け出しエンジニアにとってこれ以上にありがたい資料はありません。

折角なので私と同じように勉強中の皆さんにもこれらの資料を共有しようと思ったのですが、そもそも公開することを目的に撮影されたものではないため、画面にめちゃくちゃ企業秘密が映り込んでたりして早速詰みました。

そこで、勉強も兼ねて、僕が一旦吸収したあとに放送できる形でアウトプットしていってみようという試みを今回から始めてみることにします。

第何回まで続くかわかりませんが、温くお付き合いください。

第一回目は「パソコンの中身を知ろう -現役エンジニアがパソコンをそこそこ解体してみた-」です。

当記事は解体の手順書ではなく、あくまでも学習教材です。
実際に解体を行ったことによって生じたすべての事象について責任を負いかねます。
解体を行う際は事前によく調べた上で、安全に十分配慮して自己責任で行ってください。

目次

  1. コンピューターの構成要素
  2. 実際に解体してみる
  3. まとめ
  4. 弊社メンバー募集のお話

コンピューターの構成要素

コンピューターの構成要素は、一般的には「ハードウェアの5大装置」として以下の5つが挙げられます。

構成要素 具体例
入力装置 キーボード、マウス、タッチパッド、スキャナー、マイクなど
記憶装置 メモリ、HDD、SSD、USBフラッシュドライブ、CD/DVDドライブ、SDカードなど
演算装置 CPU、GPU
制御装置 CPU内の制御ユニット
出力装置 モニター、プリンター、スピーカーなど

実際に解体してみる

ここからは社内研修ビデオのスクショ(画質悪い)と共にお送りいたします。

動画内では説明のために素手で解体を行っていますが、
解体を行う際は静電気防止手袋等を使用することをおすすめします。

特にマザーボードなどの基盤は、静電気が起こると簡単に故障します。
また、静電気によって故障した場合は保証が受けられないことがほとんどです。

十分にご注意ください。

コンピューターの中身(全体像)

image.png

サイドパネルを開ける

image.png
ネジが付いています。手で回して開けましょう。
パネルは前後にスライドすると開けられることが多いそうです。

サイドパネル取り外し直後

image.png
先程の全体像と反転していますが、左下にHDDやSSD、右上にマザーボードその他、その下に電源ユニットが見えています。

CPUクーラーを取り外す

image.png
CPUクーラーを固定しているプッシュピンのロックを解除してから上に引き上げます。

CPUクーラー取り外し直後

image.png
指を指しているところがCPUです。

CPUを取り外す

image.png
CPU固定具を外してCPUを取り出します。

CPU取り外し直後

image.png

メモリを取り外す

image.png
スロットの両側のレバーを外側へ開くようにして取り外します。

取り外したメモリ

image.png
今回解体に使用したコンピューターは、4GB×4枚のメモリが取り付けられていました。
CPUがコンピューターの頭脳であるならば、メモリはその頭脳で考えるために使用する机のようなものです。
机が広いほうが色々なモノを広げられるように、メモリの容量が大きければ沢山のアプリケーションを同時に動かすことができます。

光学ドライブを取り外す

image.png
まずは電源ケーブル(黄赤橙のケーブル)とSATAケーブル(データ通信用のケーブル)を取り外します。

image.png
次に、筐体に固定しているネジを取り外します。

image.png
全部のネジを取り外したら、コンピューターの前面へ押し出して光学ドライブを取り外します。

光学ドライブ取り外し直後

image.png
CD/DVDドライブなどで検索して購入するとこの姿のモノが送られてくるそうです。この単位で買ったことないので不思議な感覚です。

記憶装置を取り外す

image.png
光学ドライブと同じケーブルが使われています。(電源ケーブルとSATAケーブル)
同じようにケーブルと、筐体に固定しているネジを取り外します。

HDD取り外し直後

image.png
HDDは安価で大容量(解体時点で4TBが1万円程度でした)

SSD取り外し直後

image.png
SSDはHDDと違って磁気ディスクによる読み書きを行わないためかなり高速ですが、その分高価なのでよく読み書きするデータ(OSやゲームなど)だけを保存するなどして容量(≒費用)を節約します。

GPUを取り外す

image.png
筐体に固定しているネジを取り外し、引き出します。

GPU取り外し直後

image.png
(汚…)
image.png
GPU初心者あるあるは、折角GPUを取り付けたのにマザーボードのHDMI端子から出力を行い「GPU効果ないやんけ!!!!!」となることらしいです。
自作PCに挑戦する際は、画像にあるようにGPUの出力端子から出力するよう気をつけたいと思います。

サウンドカードを取り外す

image.png
これをつけている人は稀らしいです。
この講義をしてくださったつよつよエンジニアの先輩は、ヘッドアンプという音響機器をコンピューターに接続する際に光デジタル出力端子が必要だったため取り付けたそうです。個性が出てて面白いですね。

サウンドカード取り外し直後

image.png

マザーボードと電源ユニットは見るだけ

image.png
マザーボードは、コンピューターの各パーツを統合管理して、電源供給や信号の入出力を担当しています。
また、基本的な入出力端子(USB/HDMI/イーサネット/オーディオ)も搭載しています。
電源ユニットは、各パーツを動かすには交流の100Vは大きすぎるため、直流の12V/5V/3.3Vに変換しています。

まとめ

一見すると複雑に見えるコンピューターの中身も、一つ一つ丁寧に見ていくと(自作PCレベルでは)意外とシンプルな作りになっていることがわかりました。

また、PCパーツは見た目がかっこいいものが沢山あるのもいいところだなと思いました。

最後に僕が個人的に好きなPCケースを貼っておきます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

image.png
https://www.sofmap.com/product_detail.aspx?sku=25251347

弊社メンバー募集のお話

僕が在籍する会社、ユニフェイスでは一緒に事業を盛り上げてくれるエンジニアを募集しています!

実務経験がなくても、つよつよエンジニアが1からじっくりと育てる環境が整っているため、「独学で勉強してきたけど実務経験がないから応募が通らない」などの悩みをお持ちの方はぜひ一度お話させてください!

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