「ConTeXt について記述し始めてみる」に続く一連のポストです.
環境構築方法
日本語組版の実験が始まった以降の新しめの ConTeXt(MkIV)を使いたいとき,どんな準備が必要だろうか? もし読者がTeX Live 2013以降や,W32TeXでcontext.tar.xz
をインストールしているならば,ほとんどの場合すでにインストールされている.
コマンドラインから context --help
と打ってみよう.ConTeXt Process Management
などで始まり,wiki : http://contextgarden.net
のような情報で終われば,特に追加でインストールせずとも ConTeXt MkIV は使えるはずである.
もしもインストールできていなければ,ConTeXt は単独で動く小さな配布物があるので,ConTeXt Standalone を参考にインストールすれば,既存の TeX 環境とは独立にも運用できる.
とにかく試してみる
test.tex
\starttext
Foo bar.
\stoptext
といったファイルを作って,context test.tex
としてみよう.できあがった test.pdf
において,ページ上部中央にページ番号の 1,本文の位置に Foo bar. と印字されていれば成功である.