はじめに

M1 Mac を macOS バージョン 15.1.1 にアップデートした後、「安全なWebアプリケーションの作り方」の実習環境で FireFox を使用して http://example.jp/ にアクセスした際、502 Bad Gateway エラーが発生しました。この問題の解決に少し苦労したため、対処方法をまとめておきます。

ちなみに、M1 Mac では VirtualBox が利用できないため、Docker 版の実習環境を使用しています。なお、OS アップデート前は問題なく 200 OK が返ってきていました。

エラー内容

FireFox の画面には次のようなエラーが表示されていました。

An exception occurred while attempting to connect to: http://example.jp/
The exception was: 
example.jp: nodename nor servname provided, or not known
The following document may be of assistance in resolving this failure:
https://www.zaproxy.org/faq/why-cant-zap-connect-to-my-website/

対応方法

エラーの原因は、OWASP ZAP の設定が意図せず変更されていたことでした。以下の手順で解決しました。

ZAP の設定確認
メニューから [設定] > [Network] > [ネットワーク] を開きます。
変更前の設定
ホスト: localhost
ポート: 8080
変更後の設定
ホスト: 127.0.0.1
ポート: 13128
上記の設定を保存して再度アクセスすると、正常にページが表示されるようになりました。

結論

macOS のアップデート後、ZAP の設定が変更される場合があるため、エラーが発生した際はネットワーク設定を再確認することが重要です。