rbenvを用いたRubyのインストール
rbenvを利用してRubyをインストールする手順です。
手順の大まかな流れは以下になります。
- Homebrewをインストール
- Homebrewを用いてrbenvをインストール
- rbenvを用いてRubyをインストール
Homebrewのインストール
brew -v
zsh: command not found: brew
と表示された場合は、Homebrewをインストールします。
Homebrew 4.2.0
と表示された場合は、Homebrewはインストールされています。バージョンの数字は環境により異なります。
Homebrewがインストールされていない場合は、以下のコマンドを実行してインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
M1 Macの場合は、次のコマンドも実行して設定を追加します。
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
Homebrewのバージョンを確認します。
brew -v
rbenvのインストール
rbenv -v
zsh: command not found: brew
と表示された場合は、rbenvをインストールします。
rbenv 1.2.0と表示された場合は、rbenvはインストールされています。バージョンの数字は環境により異なります。
rbenvをインストールします。以下のコマンドをターミナルで実行します。
brew install rbenv ruby-build
rbenvの設定を行います。以下のコマンドをターミナルで実行します。
echo 'export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="$RBENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
rbenvのバージョンを確認してインストールが成功しているか確認します。
rbenv -v
Rubyのインストール
インストール可能なRubyのバージョン一覧が表示されます。
rbenv install --list
今回は3.2.1のRubyをインストールします。以下のコマンドをターミナルで実行します。
rbenv install 3.2.1
インストールが完了したら、以下のコマンドをターミナルで実行します。
rbenv versions
これでインストールされたRubyのバージョンを確認できます。
- system
- 2.6.10
- 2.7.6
- 3.2.1 (set by /Users/username/.rbenv/version)
先程インストールしたバージョンのRubyを使用するように設定を変更します。以下のコマンドをターミナルで実行します。
rbenv global 3.2.1
再び以下のコマンドを実行して、設定が反映されたか確認します。
rbenv versions
Rubyのインストール(local編)
rbenvを使うと、ディレクトリ毎にRubyバージョンを選択できるようになります。使いたいディレクトリ移動してから、Rubyバージョンを設定します。
2.7.7のRubyを利用する場合のコマンドです。
cd rubytest
rbenv install -l
rbenv install 2.7.7
rbenv local 2.7.7
rbenv versions
インストールできたか確認します。rubytestのディレクトリでは、2.7.7のRubyが使われていることが分かります。
-zsh ~/rubytest % rbenv versions
system
2.6.10
2.7.6
* 2.7.7 (set by /Users/username/rubytest/.ruby-version)
3.2.1
ホームディレクトリのRubyのバージョンを確認してみます。ホームディレクトリでは、3.2.1のRubyが使われていることが分かります。
-zsh ~/rubytest % cd
-zsh ~ % rbenv versions
system
2.6.10
2.7.6
2.7.7
* 3.2.1 (set by /Users/username/.rbenv/version)
これで環境構築が完了しました。