Windows環境での「Node.jsのインストール」という行為のピタゴラスイッチ(主にPath)と、
Hello, World出力までの超初心者向けの記事です。
ホントの超初心者向けの記事がどうしても見つからなかったので、
もう記事を書いてしまうことにしました。
Node.jsとは
ここでは説明しません。
というか、ググった方が良いでしょう。
そして、ググって理解できる人はこの記事は不要だと思います。
Node.jsを入れる前に
Node.jsが入っていないことの確認
Win
+ R
で「ファイル名を指定して実行」を呼び出してください。
※Win
とはキーボード左下のCtrl
とAlt
の間にあるキーのことです。
「cmd」と入力して実行してみましょう。
黒い画面が出てきましたね?
これが「コマンドプロンプト」と呼ばれるものです。
node -v
と入力し、Node.jsのバージョンを確認してみましょう。
...はい。もちろんNode.jsがインストールされていないのでエラーとなります。
環境変数(Path)の確認
続いて確認するのは「環境変数」です。
環境変数 is 何?はこの記事では言及しませんので悪しからず。
再び「ファイル名を指定して実行」を呼び出してください。
「sysdm.cpl」と入力して実行してみましょう。
「システムのプロパティ」が出てきましたね?
「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンを押下してみましょう。
「○○(ユーザ名)のユーザー環境変数」と「システム環境変数」が表示されます。
**「システムの環境変数」**の「Path」という項目をダブルクリックしてみましょう。
Windows10は「謎のパスの一覧」、Windows10未満の人は「何かのパスが;(セミコロン)で連結された文字列」が表示されていますね?
それではその中に「nodejs」という文字列があるか、確認してみましょう。目で。
存在しないはずです。
Node.jsのインストール
それではNode.jsをインストールしてみましょう。
公式サイトから推奨版をダウンロードします。
https://nodejs.org/ja/
※推奨版と最新版がありますが、今回は推奨版にします。違いについては今回は気にしませんし説明もしません。
ダウンロードしたファイルを実行しましょう。
特に何も指定せず、インストール完了までポチポチ進みましょう。
インストールが完了したら、
再びコマンドプロンプトからNode.jsのバージョンを確認してみてください。
最初に呼び出したコマンドプロンプトは閉じてから確認してくださいね。
node -v
どうでしょうか?今度はエラーにならずにバージョンの確認できたでしょうか?
続いて、環境変数を確認してみましょう。
こちらも、最初に呼び出した環境変数のウィンドウは閉じてから確認してくださいね。
どうでしょうか?C:\Program Files\nodejs\
というPathが追加されていませんか?
※X86などがPathにくっついていても問題ありません。
これが通称「Pathを通す」という行為です。(今回Pathを通したのはインストーラですが、手動で通すこともあります。)
このPathにアクセスしてみると、「node.exe」という実行ファイルがあると思います。
こいつがNode.jsの本体です。
Hello, Worldを出力
それではお待ちかねの「Hello, World」を出力してみましょう。
コマンドプロンプトを立ち上げて、node
とだけ入力します。
node
続けて、以下のように入力します。
console.log("Hello, World")
どうですか?以下のように表示されましたか?
Hello, World
undefined
おめでとうございます。Hello, World達成です。
何が起きたかちょっと解説
Pathを通すと、Pathに置いてある実行可能ファイル(今回はnode.exeを呼んだ)がコマンドプロンプトから直接呼べるようになります。
「.exe」は省略可能なので上記では省略しましたが、
node.exe -v
でも実行することが出来ます。
今回はnode.exeを単独で呼び出してHello, Worldをconsoleに出力しましたが、
.jsファイルを作って遊ぶのは次の機会にしましょう。
※あるいはこの記事に追記するかもしれませんが。
NPMのインストール
ついでなので、NPM(Node Packeage Manager)をインストールします。
NPM自体はNode.jsで作られたツールです、
Node.jsアプリケーションを開発する場合、ほぼ必須のツール(=つまり必須ではない)です。
自分の手でゴリゴリ書けばNPM無しでNode.jsのアプリケーションは開発できますが、
今後の開発を見据えて入れておくと良いでしょう。
それではNPMをインストールしてみましょう。
......もう入ってます。
そうなのです。実は公式サイトからNode.jsをダウンロードしてインストールすると、
NPMのインストールまでやってくれます。
コマンドプロンプトで以下のように入力してみてください。
npm -v
npmのバージョンが確認できたでしょうか?
お察しの良い人はもうPathを確認しているかもしれませんね。
その通りです。npmのPathも通っているのです。
ただし、npmのPathは**「○○(ユーザ名)のユーザー環境変数」のPathの方に追加されているはずです。
※「node」は「システムの環境変数」**でしたね。
前述の通り、ここの違いは今回言及しませんが、今はそれほど気にすることではないでしょう。
以上、超初心者向けのHello, Worldでした。