はじめに
こんにちは!!B4の黒田です!!
今回は,プログラムのモジュールについて紹介します.
推奨環境
OS: ubuntu22.04
プログラム: python
import sysについて
import sys ##プログラム内で宣言
このモジュールは,pythonの実行時に関する情報や機能を提供するために使用されます.
例:
・コマンドライン引数へのアクセス
・標準入出力へのアクセス
・プログラムの終了
・パスの設定等
・コマンドライン引数へのアクセス
この機能をメインに使用することが多いと思います.
例えば,コマンドで以下を入力.
$python3 ros2bag_to_csv.py [ros2 bagファイル] [トピック名] ##コマンド入力
コマンド入力内のros2bag_to_csv.pyを取得したい場合:
sys.argv[0] ##プログラム内で入力,コマンドライン引数の0番目の要素を取得
同様に,[ros2 bagファイル],[トピック名]は
sys.argv[1] ##プログラム内で入力
sys.argv[2] ##プログラム内で入力
sysは以上です.
import numpy as npについて
import numpy as np ##プログラム内で宣言
このモジュールは,多次元配列・行列演算・数学関数などの機能を提供し,データ処理に広く利用されます.
例:
・numpy配列の作成
・行列演算
・数学関数
・numpy配列の作成,簡単な行列計算
プログラムで以下を書き込みます.⇐単純なものです.
a = np.array([[1, 2], [3, 4]])
b = np.array([[5, 6], [7, 8]])
print(a)
# [[1 2]
# [3 4]]が出力されます.
print(a+b)
# [[6 8]
# [10 12]]が出力されます.
print(np.dot(a,b)) #行列の乗算
更に,数学関数や乱数作成もできます.
x = np.array([0, 1, 2])
# サイン関数
result = np.sin(x)
# 指数関数
result = np.exp(x)
# 対数関数
result = np.log(x)
# 0から1までのランダムな値
random_value = np.random.rand()
# 正規分布に従うランダムな値
random_values = np.random.randn(5)
npは以上です.
import pandas as pdについて
import pandas as pd ##プログラム内で宣言
このモジュールは,pythonのデータ解析用ライブラリをプログラムに導入する役割を果たす.
例:
・データフレームの作成
・データの表示
・データの操作
・データの読み書き
・データフレームの作成
データフレームとは,2次元のデータに対応するデータ構造.行名(index)や列名(column)を指定することや,データの取り出し,データの簡易化を行うことができる.
# データフレームの作成
data = {'Name': ['Alice', 'Bob', 'Charlie'],
'Age': [25, 30, 35],
'City': ['New York', 'San Francisco', 'Los Angeles']}
df = pd.DataFrame(data)
print(df)
# Name Age City
#0 Alice 25 New York
#1 Bob 30 San Francisco
#2 Charlie 35 Los Angeles #が出力される
・データの読み書き
# csvファイルからデータを読み込み
df = pd.read_csv('data.csv')
# データをCSVファイルに保存
df.to_csv('output.csv', index=False)
pdは以上です.