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Google OAuth 2.0におけるリフレッシュトークンの仕様と再取得方法

Last updated at Posted at 2025-07-06

この記事では、Google OAuth 2.0を利用したアプリケーション開発において、リフレッシュトークンが発行される仕組みと、テスト目的で再取得する方法について解説します。

概要

リフレッシュトークンは、Googleの仕様により、ユーザーがアプリケーションに対して初めてアクセスを許可(承認)した一度だけ発行されます。2回目以降の認証では、原則として新しいリフレッシュトークンは発行されません。


仕組み

認証フローにおけるトークンの発行は、ユーザーの承認が初回か2回目以降かで異なります。

  • 初回承認時
    ユーザーが初めてアプリを信頼し、Googleアカウントへのアクセスを許可する際、Googleは長期的な信頼の証としてリフレッシュトークンと、短期的なアクセスキーであるアクセストークンの両方を発行します。

  • 2回目以降の認証
    ユーザーが一度アプリを承認すると、その許可はGoogleアカウントに記録されます。そのため、再度認証を行っても、信頼関係は継続していると見なされ、新しいアクセストークンのみが発行されます。


開発時によくある誤解

「特定の一人にしかリフレッシュトークンが発行されない」という現象は、開発中のテストで発生しやすい誤解です。

これは、開発者自身のアカウントで最初にテストを行いリフレッシュトークンを取得した後、同じアカウントでテストを繰り返しても再発行されないためです。実際には、ユーザーごと、最初の1回というルールで正しく動作しています。


リフレッシュトークンの再取得方法

テスト目的で、同じGoogleアカウントで新しいリフレッシュトークンを意図的に取得したい場合は、アカウントとアプリの連携を一度リセットする必要があります。

  1. Googleアカウントの権限管理ページにアクセスします。

  2. 「サードパーティ製のアプリとサービス」の一覧から、対象のアプリケーションを探します。

  3. アプリを選択し、「すべての接続を削除」をクリックしてアクセス権を取り消します。

この操作により、Google側での承認がリセットされるため、次にユーザーがアプリにログインすると「初回」として扱われ、新しいリフレッシュトークンが発行されます。

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