今の環境が特殊(というかセキュリティ的に厳しい)環境下で、JavaFXを使えるようにするのに「無理やり」構築した手順のメモ。
あくまで私個人が行った方法であり、この方法が正しい手順ではありません。この記事どおりにやってもうまくいかないかも知れませんし、最悪Eclipseが起動しなくなるかもしれませんのですべて自己責任で行ってください。
環境
- OS : Win7Pro 64bit
- Java : Java8
- Eclipse : 4.7 Oxygen All in One Ultimate Win64bit Full Edition
- Eclipseが入っているPCは外部(インターネット)に直接接続できない
- しかも権限がないためInstallerでのアプリのインストールは不可
- 外部への接続はリモートデスクトップ経由でのリモートPCのみ
手順
SceneBuilderの非インストール版の入手
リモートPCで作業。
Gluonのページより「Executable Jar」版をダウンロード。今回はJava8用。
ダウンロード後、作業PCにファイルをコピー。
e(fx)clipseプラグインのマーケットプレース非経由での取得
とりあえずあちこち探したけど見つからず。
なので、リモートPC上に最小限のEclipseを構築しマーケットプレース経由で追加して、追加前のファイルと追加後のファイルを比較して追加されているファイルを持ってくるという強硬手段をとる。なお、featuresフォルダとpluginsフォルダ内のみとした。
必要ファイルを抽出後、作業PC上のEclipseの各フォルダ内にコピー。
eclipseのクリーンアップスタート
eclipse.exe -clean.cmdを実行。
SceneBuilderとEclipseの連携
この辺を参考に、ダウンロードしたSceneBuilder.jarを設定してみたがNG。
.fxmlファイルを右クリック→SceneBuilderで開くを実行するとエラーが発生。どうもExeファイルでないとだめみたい。
なのでSceneBuilder.jarを起動するだけのExeファイルをCで作成して、そのExeファイルを設定。
scenebuilderstartup.c
#include "stdio.h"
#include "stdlib.h"
int main(int argc, char *argv[]){
char ph[_MAX_PATH];
sprintf(ph, "java -jar [jarをコピーしたフォルダ]\\scenebuilder-8.4.1-all.jar %s", argv[1]);
system(ph);
exit(0);
}
これにて、設定完了。
動作確認の結果OK。