#背景
共有ファイルサーバのライセンス切れに伴う移行作業をすることになった。
#この記事を残す意図
- 使ったコマンドを残しておこう。
- 使われるタイミングはもう来ないと願い、自分のそばではなく、ちょっと遠い外の世界に残しておこう。
#前提
- 権限設定は、別途実行されていること。
- 管理者さんと、お偉いさんに実施していただいた
- 実行ローカル環境 Windows 10 1709
- CPU
- Core i7-7500U @2.70GHz 2.90GHz
- Memory
- 8GB
- CPU
#というわけで作業内容
コマンド Robocopy
ファイルサーバ間のコピーはこれが定石の様子。
管理者さんからもこのコマンドをご利用くださいと連絡が来た。
実際のコマンド
Robocopy /e /purge /r:1 /w:1 /xo /log+:"c:\log.txt" /ns /np /ndl "【FROM】" "【TO】"
オプション補足
ログとか、FROM、TOは端折ってます。
オプション | 意味 |
---|---|
/e | 空のディレクトリでもコピーする |
/purge | コピー元に存在しないファイル または ディレクトリはコピー先で削除する |
/r:1 | コピー失敗時の試行回数を1回にする(指定しないと1,000,000回!!) |
/w:1 | 再試行時の待機時間を1秒にする(指定しない場合は、30秒) |
/xo | コピー元ファイルがコピー先にあり、コピー先より古い場合、コピーしない |
/ns | ファイルサイズをログに記録しない |
/np | コピー完了率をログに記録しない |
/ndl | ディレクトリ名をログに記録しない |
実行方法
- Windowsアイコンを右クリック
- Windows PowerShell(管理者)を選択
- 実行許可の確認 で はい
- 上記コマンドをCopy
- PowerShell ターミナル上で右クリックしPaste & run
実行結果
ヘッダー部
開始時間、FROM、TO、オプションがわかる。
次にやる人への情報提供がバッチリ
ヘッダー部
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ROBOCOPY :: Windows の堅牢性の高いファイル コピー
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開始: yyyy年MM月dd日 HH:mm:ss
コピー元 : 【FROM】
コピー先 : 【TO】
ファイル: *.*
オプション: *.* /NS /NDL /S /E /DCOPY:DA /COPY:DAT /PURGE /NP /XO /R:1 /W:1
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ファイル一覧部
ショートカットも「.link」として移動されている。 リンクURLは変わっていないので要修正
ファイル一覧部
新しいファイル 【FROM】\tools.lnk
新しいファイル 【FROM】\.DS_Store
新しいファイル 【FROM】\追加ディスプレイ用接続端子確認.xlsx
フッター部
実行時間、総ファイル・ディレクトリ数が確認できる。
フッター部
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合計 コピー済み スキップ 不一致 失敗 Extras
ディレクトリ: 1563 1562 1 0 0 0
ファイル: 6733 6733 0 0 0 0
バイト: 7.233 g 7.233 g 0 0 0 0
時刻: 1:17:57 1:12:02 0:00:00 0:05:55
速度: 1796923 バイト/秒
速度: 102.820 MB/分
終了: yyyy年MM月dd日 HH:mm:ss