☀️目次
- はじめに
- アイデアソンとは
- イベントの概要
- 事前準備
- アイデアソン実践
- 工夫点
- やってみた感想
- まとめ
- 参考サイト
☀️はじめに
2019年GWに、自分が携わっていた某IT系イベントにてアイデアソンを行いました。
準備・ファシリテーション担当になったものの、自分にはアイデアソンの経験も、ファシリテーターの経験もほぼなく・・。😇
あくまで個人の感想と意見になりますが、準備側として学んだことや感じたことのすったもんだ記録です。
社内アイデアソンの開催を検討している方などの参考になれば嬉しいです。
☀️アイデアソンとは
「アイデア」と「マラソン」の言葉を組み合わせてできた造語で、アイデアを創出することを目的としたイベント。
グループワークを通して、ある特定のテーマに対して2時間〜2日ほどの期間内で、アイデア出しからブラッシュアップ、まとめ、発表をし、その結果を競います。
よく聞く「ハッカソン」の兄弟みたいなものなようです。
☀️イベントの概要
今回アイデアソンをすることになったイベントの概要です。
大人の都合でイベントの詳細情報は載せられません。悪しからず。。🙇♂️
- 日程:1泊2日のお泊まり
- 参加者:
- 40名強
- 年齢22〜78歳(大体が20, 30代)
- IT系の企業に務める人、webサイトなどIT分野に興味がある人
- 男女比半々
- 基本的には全員初対面
- 内容:
- ブログ・SNS活用法やwebサイトの開設などのワークショップ
- アイデアソン など
☀️事前準備
当日までに準備したことです。
テーマ決めとワーク構成決めが難しく、準備メンバーで実際に実施してみたり、何度も話し合ったり、着地点が見つからずぐるぐる回っていました。😫
- 目的・テーマ決め
- ワーク構成決め
- グループ分け
- 各グループで5, 6人、男女混合のメンバーになるように設定
- 資料と物品準備
- パワポ資料
- 付箋
- 模造紙
- ボールペン
- マジックペン(カラー)
☀️アイデアソン実践
今回アイデアソンを2時間😱という時間の中で行いました。
かなり時間ギチギチでしたが、各ワークの紹介です。
- アイデアソン説明(5分)
- テーマ発表・説明(5分)
- 雑談(15分)
- アイデア出し(5分)
- グループ発表(5〜8で60分)
- アイデア選定
- アイデアブラッシュアップ
- 発表準備
- 発表(25分 1グループ2, 3分)
1. アイデアソン説明(5分)
下記の内容をざっくりと説明しました。
- アイデアソンとは
- アイデアの権利
- アイデアソンを楽しむコツ
アイデアの権利の説明では、アイデアソン内で出たアイデアについて、誰か個人の所有物というわけではなく、誰でも使用、改変して良いものとする、という合意を取りました。
「このアイデアで起業したい!」とか、誰にも知られたくないアイデアについては、ここではお口チャックしてくださいね〜!🙅♀️と。
またとにかくラフに楽しく参加してもらえるように、
「くだらないと思うアイデアでも出す!」
「フィードバックはポジティブに!」
などといったポイントを、アイデアソンを楽しむコツとしてお伝えしました。
2. テーマ説明(5分)
今回のアイデアソンのテーマ発表です。
参加者の方自身にテーマに対する共感が湧かないと、ここからの時間が楽しくなくなってしまうと思い、事例なども出しつつ丁寧に説明をしました。
3. 雑談(15分)
グループの皆さんで自由にトークしてもらいました。
テーマに対して自分はどう考えるか、自分の周りの実情はどうか。
どんな問題があるためにその実情になっているのかなど、ざっくばらんに話してもらいました。
初めはこのワークを「問題提起」とネーミングしていましたが、固くね?と迷いに迷い、その結果「雑談」という名前に。😅
4. アイデア出し(5分)
ここからは一旦個人ワークです。
クレイジーエイトという手法を起用しました。
※クレイジーエイトとは、A4の紙を8つに折り、各マス目にアイデアをメモ書きしてゆくというアイデア出しの手法です。制限時間は5分間。単純計算で、1つのアイデアにかけられる時間は大体40秒。
今回は後のグループワーク時にも使えるように、付箋を使ってアイデアをメモ書きしました。
クレイジーエイトという手法を起用したのは下記の理由からです。
- きっかり5分で終わる(時間短縮)
- 全員が何かしらのアイデアを出すため、喋ることの得意・不得意に限らず、その後のグループワークに参加することができる
- 短い時間で集中して行うため、参加者が達成感を得、雰囲気も盛り上がる
自分でも事前にやってみて、なかなか8つ出すのは難しいと思いましたが、終わった後に聞いてみるとツワモノは15つほど出していました。みんなで拍手👏
5. アイデア発表(5〜8で60分)
グループ内で、それぞれが出したアイデアを簡単に発表します。
ここから先のワークは各グループのリーダーにイニシアチブをとってもらいつつ、自由に進めてもらいました。
6. アイデア選定
たくさん出たアイデアの中から、ひとつを選ぶのも良し、合体させるのも良し!採用するアイデアを決めてゆきます。
7. アイデアブラッシュアップ
採用したアイデアをグループ内でブラッシュアップし、細かい点も詰めてゆきます。
8. 発表準備
模造紙とマジックペンを使って自由にアイデアをまとめてゆく作業です。
時間が足りないグループ続出。やはり2時間でやるのはきつかった・・。
9. 発表(25分 1グループ2, 3分)
各グループ2,3分でアイデアを発表してもらいました。
他のグループの発表を聞いて爆笑が起こったり、どよめきが起こったり、楽しく自由に発表してもらえた(ホッ・・)。
発表したアイデアを実際に実現させたい!というグループもありました。
☀️工夫点
時間が圧倒的に足りない問題
2時間という制限があり頭を抱えましたが、最終的に下記のようにして何とかねじ込みました。。
- 通常のアイデアソンで実施する投票・勝者決定のワークをなくす。
- アイスブレイクをイベント内の別プログラムに移動。
- アイデアソンをイベントの最後のプログラムに持って行くことで、ある程度参加者同士が打ち解けている段階でアイデアソン実施。
- アイデア出しは時間制限がある手法を起用。
シラけるかも、盛り上がらないかも・・という進行役の不安
- アイデアソンのプログラムをイベント中の最後に持って行き、プロの講師によるワークショップなどにより盛り上がったところに乗っかる。すみません。
- BGMに頼る、星野源さんのアイデア。ありがとうございました。
- 後はひたすら人前で話す練習。
☀️やってみた感想
準備サイド
良かった点
- アイデアソンはグループの達成感と一致感を作り上げるのにとても効果的だった。
- ほぼ時間内で収まった。
- 参加者がとても楽しんでくれていた。
課題
- 時間がもっとほしかった。
- 出たアイデアを実現させるところまで持って行くことは難しい。
- ハッカソンのイベントと連携させる、実現する際のサポート体制を準備する。など開催側での体制づくりが必要。
その他
- どれだけグループ内で参加者が打ち解けられるか重要。事前のアイスブレイクが大事。
- 良く喋る人もそうでない人も全員が参加できるように、ワークの内容を開催側で工夫をすることが大事。
参加者サイド(アンケートより)
良かった点
- 楽しかった。視野が広がった。
- 色んなアイデアが生まれた。
- グループワークを通して交流が深まった。
- 発表を聞くだけでも色んなアイデアが知れてよかった。
- アイデアの可能性を知れた。
課題
- 時間が足りなかった。
- プロジェクターからテーマが消えてしまい、途中でテーマがわからなくなった。
- 実現可能性に重点を置きたい人とそう出ない人がいた。方向性によってグループ分けをしても良かった。
- 開催場所の部屋が狭かった。
その他
- ネット配信してもよかった。
☀️まとめ
一言で言うなら、やってみて良かったなあと感じています。
アイデアの実現をゴールとするならば、準備側でそのサポートもする必要があるかと思いますが、参加者の交流を深めたり、士気を高めるためであれば、上記のようなラフで軽いアイデアソンで十分だと思います。
チームビルディングの一環として、社内でやってみるのもオススメです。
アイデアソンは楽しい!!!
☀️参考サイト
こちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。