備忘録
Step1: ACIシミュレータをダウンロードする
Step2: ダウンロードしたファイルを変換
KVMで動作させる為に、ファイルを変換させます。
#tar -xvf acisim-6.0-3d.ova
3つのファイルが生成されます。
-rw-r--r--. 1 root root 5861 8月 9 2023 acisim-6.0-3d.ovf
-rw-r--r--. 1 root root 12344762880 8月 9 2023 acisim-6.0-3d-disk1.vmdk
-rw-r--r--. 1 root root 139 8月 9 2023 acisim-6.0-3d.mf
SHA1チェックサムが書き込まれたファイルacisim-6.0-3d.mf を読み込んでファイルの破損が無い事を確認します。
#sha1sum --check acisim-6.0-3d.mf
acisim-6.0-3d-disk1.vmdk: 完了
acisim-6.0-3d.ovf: 完了
qcow2ファイルに変換します。
#qemu-img convert -O qcow2 acisim-6.0-3d-disk1.vmdk acisim-6.0-3d.qcow2
Step3.ACIのネットワークを作成します。
Step4.KVMの定義ファイルを生成します。
Cockpitで設定するとネットワークに接続する事が出来ないので、virt-managerコマンドを使用して定義ファイルを作成します。
・「既存のストレージのパスを指定して下さい」は、Step2でコンバートしたqcow2ファイルは、/var/lib/libvirt/images/に配置し、そのファイルを指定します。
・「サポート期間が切れたOSを含む」をチェックして、「Ubuntu 20.04LTS」を選択します。
「名前」ACI 6.0-3d
「インストールの前に設定をカスタマイズする」をチェックします
インターフェースを1つ追加して2つにします。これはovfファイルに2インターフェースが定義させている為の措置です。
デバイスタイプは e1000を選択します。
なお、「概要」でチップセットを「i440FX」に変更後、デバイスタイプをe1000に選択、その後チップセットを「Q35」に戻します。
Step5: 起動
Cockpitで定義したACI Simulaterを実行させます。
ブラウザでアクセスします。
ログインすると、APIC画面が表示されます。
以上
【補足】
ACI 4.2の場合、OSがCentOS7.0で、KVMで起動させようとする場合は、エラー(scsi_wait_scan not found)が発生してブート出来ません。