はじめに
このブログはJAWS-UG(AWS Users Group – Japan) Advent Calendar 2024の6日目です。
Education-JAWSって?
はじめまして!もしくは、お久しぶりです!受験やらを済ませていたら知らぬ間に前の投稿からかなりの時間が経ってしまいました。
こんにちは!つくばにある某国立大学で情報系学生の一年生をしています、くりすです。
今回はJAWS-UGのアドベントカレンダーということもあり、今年より始動したEducation-JAWSについてのご紹介と今までの軌跡を振り返られたらなと思います。
まず、そもそもEducation-JAWSがなんぞや というと、教育×AWSをテーマにしたJAWS-UGの専門支部です。教育と一口に言っても様々な定義がありますが、Education-JAWSでは幼児教育から社会人教育、教育現場での実践、Edtechまで幅広く扱っています。
そんなEducation-JAWSでは3つの目標を定めて活動をしています。
- 教育現場でのクラウド利用増進
- 学生に外に出る機会を与える
- クラウド利用の教育手法の発展
です。
設立の背景
60以上も支部があるJAWS-UGで新支部を立てようと決心したのにはもちろんそれ相応の理由があったからです。
中等教育領域
昨今、society 5.0 の実現が求められている中、GIGAスクール構想や教育現場のDXが注目を集めています。この流れに伴い、AWSを含むクラウドサービスが教育現場でも導入され始めています。ですが、GIGA端末を筆頭にICTの活用は広まっているものの、クラウド利用は依然として発展途上です。特に、学生によるクラウド利用は少なく、事例発表の場も学会の中高生部門等しかなく、ハードルの高い現状があります。
高等教育領域
大学や専門学校、高専等でAWSを使っていらっしゃる学生さんは多くいます。また、一部の学校では授業でもAWSが取り扱われています。しかし、そのAWSを使っていらっしゃる学生さんが散り散りになっていて、いわゆる仲間が探しにくい、AWSに特化した知見共有の場が少ないといった問題があります。
社会人教育、初等・幼児教育、Edtech
生涯学習という面で社会人の人材育成に焦点を当てると、新人教育等の文脈でいろいろな企業において指導が行われていますが、その指導法はあまり頻繁に話題上がることはありません。そのため、せっかく企業や個人で培われた教育手法が共有されず、学習効果が限定的かつ範囲的になっていると言えます。
Edtech領域では、いろいろな企業さんがAWSを活用してプロダクト開発をされていますが、既存支部では「Edtech」を専門的に扱う支部がありませんでした。
課題解決のために
上の背景を改善してゆくために先述した目標を立てて活動することにしました。
教育現場でのクラウド利用増進
教育現場でのクラウド利用は、事例が少なくネット上で公表されている数も多くないため、既存の事例や事例から得られた知見の共有が必要不可欠です。そのため、教育の専門支部とすることでその知見を集めることができます。
学生に外に出る機会を与える
学生さんに発表の場を提供することは、活性化においてとても重要な要素です。そのために、教育部門として支部を設立し、フォーマルな形式を必要としないコミュニティで発表のハードルを下げることを目標にしています。また、学生がフィードバックをもらい、知見を広げ、外部での活動の機会を得るには、広く様々な方が参加しているJAWS-UGという土壌は最適です。
クラウド利用の教育手法の発展
教育手法が発展すれば、教育効果を最大限引き出すことができます。そのため、各個人や企業が培ってきた教育手法を掘り起こし、共有することを目指しています。
第0回実施までの軌跡と第0回
Education-JAWSですが、その特殊性から気をつけなくてはいけない点も多くあります。一番大きいのは未成年者の保護です。学生さんに参加してもらうということは、未成年の方も参加しうるということです。学生さんにとってより安全で安心できるようにするため、JAWS-UGの共通ルールに加えて、以下をルールとして定めました。
- 高校三年生や高専三年生(いわゆる 18 歳)以下が登壇、参加するときは懇親会での飲酒と喫煙を禁止する。ならびに、飲酒・喫煙・賭け事の強要や唆しを禁止する。
- 未成年者に対して、個人情報を積極的に聞き出したり詮索することは控えること。
- 高校三年生や高専三年生以下が参加していない時には、懇親会での飲酒や喫煙を制限しないが、20 歳未満の飲酒・喫煙ならびに、20 歳未満への飲酒・喫煙の強要を禁止する。
また、運営が目指す像として以下のポリシーも設定しました。
- 学生が登壇するときは実施時間を学業に影響のない時間にすることを努めます。
- 未成年者が登壇・参加するときは、懇親会をオンラインであればビデオ会議ツール上で 1 回のみ行い、オンサイトであれば実施会場でのお茶会のみとします。
- 学生の登壇者に対しては、運営側から登壇前に個人情報を隠す選択肢(偽名等)があることを明示します。
- 学生の登壇者に対しては、運営側から登壇によって起こりうるリスクやその回避方法の例を提供します。
- 未成年者がハラスメントを受けた際の心理的負荷や晒される危険を鑑みて、Education-JAWS では JAWS-UG 共通ルールである、あらゆるハラスメント禁止を特に遵守されるよう行動します。
- Education-JAWS では全ての人にとってより良いコミュニティとなるように努力します。
すべて当たり前のことですが、それが当たり前としてきちっと保持されるように保守していきます。
その後は初めてのConnpass作成など、初めてのことが多く戸惑いました。ですが、JAWS PANKRATIONでの経験や一緒に運営をしてくださっている方の支えでなんとか当日を迎えることができました。
そうして迎えた第0回、AWS様にセッションを1件、学生さんからLTを4件、社会人の方からLTを2件いただきました!
手探りで始めるところもありつつでしたが、皆さんの素晴らしい発表のおかげで成功に終えることができました。
参加者の方の熱量や技量が本当にすごく高く、懇親会も盛り上がりました。
第0回を振り返って・今後の展望
やはり、Find New Herosのすばらしさに改めて気づきました。2年前、高校生の頃に初めて登壇させていただいてから自分の見える景色もすべてが変わりました。それを他の人にもしてほしい。その思いで活動をしている面もありますが、第0回は特にそれができたなと実感できる会でした。
今後は、ぜひいろいろなテーマを渡っていきながら、「面白いこと」をしつつFind New Herosしていきたいです。
自分自身、まだまだ分からないことも多く未熟ですが、本当にいろいろな方に支えられて今こうして活動ができています。その皆さんに感謝しつつ、これからも頑張っていきたいです。
さいごに
途中から怪文書になってしまいましたが(現在朝5時)、最後まで読んでくださりありがとうございます!次回、第一回は2025.1.11に実施します!下記のリンクからメンバーになって情報をお待ちください!
それでは、どこかの勉強会でお会いしましょう!