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PythonによるJWTの実装入門

Last updated at Posted at 2022-10-31

そもそもJWTとは?

【JWT】 入門
この記事がわかりやすかったので参考までに

・API認証やアクセス制御などで用いられる規格の一つ。
・公開鍵暗号に基づくメッセージ認証コードにより改ざんやなりすましを防ぐ。
・JWT(JSON Web Token)でジョットと読む。

JWTのストラクチャ

ヘッダー、ペイロード、署名(シグネチャ)の3つの要素からなる。
それぞれが.で区切られている。

ざっくりしたイメージ
xxxx.yyyy.zzzz
実際のJWT
eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9.
eyJzdWIiOiIxMjM0NTY3ODkwIiwibmFtZSI6IkpvaG4gRG9lIiwiaWF0IjoxNTE2MjM5MDIyfQ.
t42p4AHef69Tyyi88U6+p0utZYYrg7mmCGhoAd7Zffs

ヘッダー

ヘッダーは通常、トークンの種類(JWT)と、使用する署名アルゴリズム(HMAC SHA256やRSAなど)の2つの部分から構成されている。Base64でエンコード。

ペイロード

ユーザー情報や認証対象となるエンティティに関する情報からなる。
Base64でエンコード。

署名

エンコードされたヘッダーとペイロードをにヘッダーで指定したアルゴリズムと秘密鍵を用いて作成する。

.で繋ぎ合わせれば完成。

JWTの注意点・リスク

良さげな記事を見つけたので貼っておきます。
セキュリティ視点からの JWT 入門

飛ぶのがめんどくさい人のために簡単に説明すると、
・検証を行うサーバー側であらかじめアルゴリズムをしっかり選定しよう。
>1.ヘッダーにalg:noneを設定させるとセキュリティホールになる
>2.RS256 の公開鍵を HS256 の共通鍵として使用する攻撃 を回避する

・HMACはできれば避けよう
>使用される共通鍵が脆弱な(短い)文字列の場合に、その文字列をブルートフォースによって特定されるから

[python]API認証におけるJWT実装の流れ

前提

  1. API認証を想定している。
  2. 秘密鍵はダウンロード済み。
  3. secretsは秘密鍵

実装

1.事前準備

Bash
$ pip install pyjwt

2.JWTの作成

JWT
import jwt  

#相手サーバーのAPIドキュメントによって内容は変わります。
payload = {           
  "iat": 1653199095,
  "jti": "da5dd8a6-15c5-4197-9f6b-cc0f6051dcf2",
  "type": "access",
  "sub": "U0000000120",
  "nbf": 1653199095,
  "exp": 1653199995
}

jwt_assertion = jwt.encode(
  payload,
  secrets,
  algorithm='RS512'
  headers={
    'kid':keyId   #JWTへの署名に使用する公開キーのID
  }
}

3.アクセストークンのリクエスト

access_tokenのリクエスト
import json
import requests

#適宜パラメータを付け加えてください。
params = {
    'grant_type': urn:ietf:params:oauth:grant-type:*,
    'assertion': assertion,
    'client_id': clientid,
    'client_secret': clientSecret
}
response = requests.post(authentication_url, params)
access_token = response.json()['access_token']


大体のAPI認証の流れはこんな感じになると思います。
ありがとうございました。

参考記事

【JWT】 入門
JWT公式
わくわくバンク JWTの仕組みと注意点

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