【Javaはコントローラクラス一つだったのにPHPに書き換えたら複数になった・・・】

Java（特にSpring）では1つのコントローラーに複数の処理を書くのが一般的ですが、Laravelでは目的や使い方に応じて3種類のコントローラーが用意されているらしい。それぞれにちゃんと意味と使い分けの理由があるみたいなので、忘れないようにメモしておく！

Laravelの3種類のコントローラーとその違い

🧭 Laravelのコントローラーの種類まとめ

種類	特徴	使う場面	Artisanコマンド
通常のコントローラー	自由にメソッドを定義できる	複数の処理をまとめたいとき	php artisan make:controller SampleController
リソースコントローラー	CRUD操作用の7つのメソッドが自動で用意される	RESTfulなAPIや一覧・登録・編集など	php artisan make:controller SampleController --resource
シングルアクションコントローラー	__invoke() だけを持つ1アクション専用	単発の処理（例：お問い合わせ送信）	php artisan make:controller ContactController --invokable

それぞれの使い方のイメージ

1通常のコントローラー（自由にメソッドを書く）

class UserController extends Controller {
    public function index() { ... }
    public function show($id) { ... }
    public function update(Request $request, $id) { ... }
}

・いろんな処理を1つのクラスにまとめたいときに使う
・Javaのコントローラーに一番近いスタイル

2リソースコントローラー（CRUDに特化）

php artisan make:controller ProductController --resource

class ProductController extends Controller {
    public function index() { }     // 一覧
    public function create() { }    // 作成フォーム
    public function store(Request $request) { } // 登録
    public function show($id) { }   // 詳細
    public function edit($id) { }   // 編集フォーム
    public function update(Request $request, $id) { } // 更新
    public function destroy($id) { } // 削除
}

・LaravelがREST APIのルールに沿ってルーティングを自動生成してくれる
・ルート定義も1行で済む：

Route::resource('products', ProductController::class);

3シングルアクションコントローラー（1つの処理だけ）

php artisan make:controller ContactController --invokable

class ContactController extends Controller {
    public function __invoke() {
        // お問い合わせ送信処理など
    }
}

・Route::post('/contact', ContactController::class); のように使う
・1つの処理に特化したクラスなので、責務が明確でテストしやすい

使いたい場面	おすすめのコントローラー
いろんな処理を1つにまとめたい	通常のコントローラー
CRUD処理を効率よく書きたい	リソースコントローラー
単発の処理だけしたい	シングルアクションコントローラー

まとめ

Laravelがコントローラーを3種類用意してるのは、「使いやすさ」と「責務の分離」を両立させるためなんだって。
Javaでは1つのクラスに複数のメソッドを書くのが普通だけど、Laravelは「処理の粒度に応じてクラスを分ける」という考え方が強いらしい…。
言語によって使い方が全然違うんだね。