#本記事の目的
JAWS-UG CLI オンラインハンズオンの復習として、ハンズオンで取り上げられたAWSサービスに関する用語と、使用したAWS CLI コマンドを箇条書きでまとめる。
今回はSQS入門編を取り上げる。
#主なAWSサービス用語
####プロデューサー
メッセージを送信するアプリケーション及びシステム。
####コンシューマー
メッセージを受信するアプリケーション及びシステム。
####(メッセージ)キュー
プロデューサーとコンシューマーの間に入り、プロデューサーから送られてきたメッセージを一時的に預かり、指定したタイミングでコンシューマーに送るためのデータ保管領域。
####可視性タイムアウト
キューに入ったメッセージについて、あるコンシューマーが受信した直後に、他のコンシューマーが誤ってメッセージを重複して受信しないようにするために、一時的に他の消費者が対象のメッセージを受信できないようにする期間。
####受信ハンドル
メッセージを識別するための特定の文字列。主にメッセージの削除に必要となる。
#主なAWS CLIコマンド一覧
####キューの作成
aws sqs create-queue \
--queue-name ${SQS_QUEUE_NAME}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-name | キューの名前 | 必須 |
####キューの一覧表示
aws sqs list-queues \
--queue-name-prefix ${SQS_QUEUE_NAME}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-name-prefix | キューの名前 | 任意 | 特定のキュー情報を取得可能 |
####キューのURL取得
aws sqs get-queue-url \
--queue-name ${SQS_QUEUE_NAME}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-name | キューの名前 | 必須 |
####キューの属性の更新
aws sqs set-queue-attributes \
--queue-url ${SQS_QUEUE_URL} \
--attributes ${SQS_QUEUE_ATTRIBUTE_NAME}=${SQS_QUEUE_ATTRIBUTE_VALUE}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-url | キューのURL | 必須 | |
--attributes | キューの属性名=キューの属性値 | 必須 | キューの属性名の例:VisibilityTimeout(可視性タイムアウト) |
####キューの属性の表示
aws sqs get-queue-attributes \
--queue-url ${SQS_QUEUE_URL} \
--attribute-names ${SQS_QUEUE_ATTRIBUTE_NAME}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-url | キューのURL | 必須 | |
--attributes | キューの属性名 | 必須 | キューの属性名の例:ApproximateNumberOfMessages(メッセージ総数) |
####キューの削除
aws sqs delete-queue \
--queue-url ${SQS_QUEUE_URL}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-url | キューのURL | 必須 |
####メッセージの送信
aws sqs send-message \
--queue-url ${SQS_QUEUE_URL} \
--message-body ${SQS_MESSAGE_BODY}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-url | キューのURL | 必須 | |
--message-body | メッセージ内容 | 必須 |
####メッセージの受信
aws sqs receive-message \
--queue-url ${SQS_QUEUE_URL}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-url | キューのURL | 必須 |
####メッセージの削除
aws sqs delete-message \
--queue-url ${SQS_QUEUE_URL} \
--receipt-handle ${SQS_MESSAGE_RECEIPT_HANDLE}
オプション | 引数 | 必須/任意 | 備考 |
---|---|---|---|
--queue-url | キューのURL | 必須 | |
--receipt-handle | 受信ハンドル | 必須 |
#参考文献
- AWSCLIコマンドリファレンス:sqs
- JAWS-UG CLI専門支部:ハンズオン(簡易版): SQS入門