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Djangoの既存プロジェクトをec2にデプロイ

Last updated at Posted at 2017-10-08

##概要
詰まりまくったのでメモ。Dockerで開発していたのでそのままデプロイしたろ!と思っていたが意味わからなすぎて断念。(おそらく?)一般的な方法でデプロイした。もっと良い方法があれば教えて欲しい限りです。

##環境
OS: Amazon Linux AMI release 2017.09
ローカル: Docker
Python: 3.6.2
Django: 1.11.5
Gunicorn: 19.7.1
Nginx: 1.12.1

##AWSの設定
###インスタンスの作成
AWSの設定はAmazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築を参考にした。

AWSに登録してコンソール > EC2からインスタンスを作成する。全部デフォルト。t2microなら無料。
VPC、サブネット、ルートテーブル、ゲートウェイ、セキュリティグループやらが作成される(はず)。なかったら作ってVPCに紐付ける。sshキーをダウンロードまたは登録しておく。

###ポートの開放
EC2 > セキュリティグループからポートが開放できる。セキュリティグループを選択 -> インバウンド -> 編集 -> ルールの追加で80番ポート、8000番ポート(確認用、あとで閉じる)を開く。タイプはカスタムTCP、ソースは0.0.0.0/0で良い。
ここで EC2 > インスタンス から作ったインスタンスの詳細が確認できる。右側のパブリックDNSでドメイン、IPv4パブリックIPでIPが確認できる。

##nginxのインストール
AWSにsshでログイン。キーペアをダウンロードした場合は~/.sshに置いて別のキー名を指定する。

# ssh -i ~/.ssh/id_rsa ec2-user@(インスタンスのIP)

以下ではrootで作業する。

$ sudo su -

以下、EC2にNginx + Gunicorn + SupervisorでDjangoアプリケーションをデプロイするを参考にnginxをインストール。

nginx入れる。

$ yum install nginx

nginxを起動する。

$ nginx

nginxの自動起動設定

$ chkconfig --add nginx
$ chkconfig nginx on

自動起動設定できているか確認する。

$ chkconfig | grep nginx
nginx           0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

また、http://(パブリックDNS)を確認してnginxが起動しているか確認する。

##Djangoプロジェクトの起動
###AWSにプロジェクトを送る。
scpでzipで固めたDjangoプロジェクトを送る。また送る前にrequirements.txtは用意しておく。

# pip freeze > requirements.txt
# scp -i ~/.ssh/id_rsa ~/path/to/project.zip ec2-user@yourIP:home/ec2-user/

送ったものがhome/ec2-userに落ちているはず。解凍する

$ unzip project.zip

ほんとはgitで落とせばいいんだろうけどプライベートリポジトリにしてるので新しいuser登録して新しくssh登録してってしないといけないのかな。誰か教えてください。

###pythonとかを入れる
色々考えるのがめんどくさかったのでEC2サーバにPython3環境構築を参考にした。

gitとpyenv入れる。-yが全部yesって答えるオプションらしい。初めて知った。

$ yum install git -y
$ git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv

path通す。

$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile

コマンド通るか確認。

$ pyenv -v

依存関係を入れる。

$ sudo yum install gcc zlib-devel bzip2 bzip2-devel readline readline-devel sqlite sqlite-devel openssl openssl-devel -y

本体を入れる。

$ pyenv install 3.6.2

pythonを切り替える。これはrootのpythonなので、sudo su -後でないとデフォルトのpythonに戻ってしまうので注意。

$ pyenv global 3.6.2
$ pyenv rehash
$ python --version
Python 3.6.2

Django、その他諸々のプロジェクトに必要なライブラリをインストールする。

$ pip install --upgrade -r project/requirements.txt

requirements.txtにGunicornが入ってなければGunicornを入れる。
Gunicornとはwsgiサーバーのことで、nginxとDjangoを繋ぐものみたいなイメージ。

$ pip install gunicorn

manage.pyの上でDjangoを起動させる。

$ gunicorn your_project.wsgi --bind=0.0.0.0:8000

http://(パブリックDNS):8000を確認すると、ALLOWED_HOSTSに追加してね!と出るので追加する。

/your_project/settings.py
# 中略
ALLOWED_HOSTS = ['(パブリックDNS)']
# 以下略

もう一回確認してプロジェクトが見えれば成功。

###Nginxの設定の変更
再びEC2にNginx + Gunicorn + SupervisorでDjangoアプリケーションをデプロイするを丸パクリ。本当にありがとうございました
/etc/nginx.confとあるが、Amazon Linuxでは/etc/nginx/nginx.confにあった。
以下引用

/etc/nginx.confを以下の通り編集する

/etc/nginx.conf
〜中略〜

http {
〜中略〜

upstream app_server {
server 127.0.0.1:8000 fail_timeout=0;
}

server {
#以下4行はコメントアウト
#listen 80 default_server;
#listen [::]:80 default_server;
#server_name localhost;
#root /usr/share/nginx/html;

   # 以下3行を追加
    listen    80;
    server_name     IPアドレス or ドメイン;
    client_max_body_size    4G;
   # Load configuration files for the default server block.
    include /etc/nginx/default.d/*.conf;
   location / {
        # 以下4行を追加
        proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
        proxy_set_header Host $http_host;
        proxy_redirect off;
        proxy_pass   http://app_server;
    }

〜以下略〜

nginxの再起動

$ service nginx restart
Stopping nginx:                                            [  OK  ]
Starting nginx:                                            [  OK  ]

Djangoを再びGunicornで立ち上げる

$ gunicorn your_project.wsgi --bind=0.0.0.0:8000

http://(パブリックDNS)で確認できたら成功。

##daemon化
今はコマンドからGunicornを起動しているだけなので、ログアウトしたら終了してしまう。そこでGunicornをデーモン化して常駐するようにしたい。
ただ色々な所を見ると、Surpervisorというツールでそれが可能なようだが、SurpervisorはPython3系に対応していないので2系の環境をもう一つ作れとのこと。んなアホな。
もうちょっと調べてみると、普通に-Dというオプションをつけるだけでデーモンとして起動できるらしい。

###起動

$ gunicorn your_project.wsgi --bind=0.0.0.0:8000 -D

終了するときは

$ ps -ef | grep gunicorn
root     17419     1  0 Oct07 ?        00:00:08 /root/.pyenv/versions/3.6.2/bin/python3.6 /root/.pyenv/versions/3.6.2/bin/gunicorn your_project.wsgi --bind=0.0.0.0:8000 -D
root     17422 17419  0 Oct07 ?        00:00:01 /root/.pyenv/versions/3.6.2/bin/python3.6 /root/.pyenv/versions/3.6.2/bin/gunicorn your_project.wsgi --bind=0.0.0.0:8000 -D
root     21686 21594  0 08:05 pts/0    00:00:00 grep --color=auto gunicorn
$ kill 17419

###スクリプトで起動
ただこのままだと毎回めんどくさいので、シェルスクリプトでサーバーを起動、停止するにあるスクリプトを使わせてもらう。

Flaskとかで作ったちょっとしたサーバーの起動/停止用のシェルスクリプト。
gunicornでデーモン状態にしている。
startで起動、stopで終了、restartでstop+start。

your_project.sh
#!/bin/sh
PROGNAME=`basename $0`
BASEDIR=`dirname $0`
PIDFILE=$BASEDIR/$PROGNAME.pid

start() {
echo "Starting server..."
cd $BASEDIR
gunicorn flaskhello:app -p $PIDFILE -D
}

stop() {
echo "Stopping server..."
kill -TERM cat $PIDFILE
rm -f $PIDFILE
}

usage() {
echo "usage: $PROGNAME start|stop|restart"
}

if [ $# -lt 1 ]; then
usage
exit 255
fi

case $1 in
start)
start
;;
stop)
stop
;;
restart)
stop
start
;;
esac

以下のgunicorn flaskhello:app -p $PIDFILE -D
gunicorn your_project.wsgi --bind=0.0.0.0:8000 -Dに書き換える。

$ sh your_project.sh start   #起動
$ sh your_project.sh stop    #終了
$ sh your_project.sh restart #再起動

sshを切ってもhttp://(パブリックDNS)が見えたら成功。ひとまず見えるようになった。

##staticファイルが見つからない
ただここまで追ってもcss,jsなどstaticファイルは見つかってないはず。以下で見えるようにする。
setting.pyのSTATIC_URL、STATIC_PATHは設定済みでローカルでは見える状態とする。
詳しい解説 -> Django での static files の扱い方まとめ

###staticファイルのコピー
manage.pyの上でstaticファイルを指定したディレクトリにコピー

$ python manage.py collectstatic

###nginx.confをいじる
nginx.confにstaticファイルのディレクトリを登録する。

/etc/nginx/nginx.conf
server{
    # 〜中略〜
    location /static {
         alias /home/ec2-user/your_project/static;
         #settings.pyで設定したのと同じ場所を記述
    }
    # 〜以下略〜
}

###パーミッション変更
ここでnginxとgunicornを再起動する。

$ sh your_project.sh stop
Stopping server...
$ service nginx restart
Stopping nginx:                                            [  OK  ]
Starting nginx:                                            [  OK  ]
$ sh your_project.sh start
Starting server...

するととpermission deniedが出た。これはec2-userにotherからの権限がないせいだった。
参考によると、このディレクトリに移動する権限が必要らしい。
/home/でec2-userに権限を与える。

$ ls -l
drwx------  5 ec2-user ec2-user 4096 Oct  6 04:19 ec2-user
$ chmod o+x ec2-user
$ ls -l
drwx-----x  5 ec2-user ec2-user 4096 Oct  6 04:19 ec2-user

gunicornを再起動すると無事にstaticファイルにアクセスできて終了。

##参考
EC2にNginx + Gunicorn + SupervisorでDjangoアプリケーションをデプロイする
EC2サーバにPython3環境構築
シェルスクリプトでサーバーを起動、停止する
Django での static files の扱い方まとめ
Nginxでつくる、どシンプルな静的コンテンツサーバ

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