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10回目 スイッチ

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ハブ、スイッチ、ルータの違いについて解説する
スイッチ1.png

第一分岐点 中継器の種類
第二分岐点 使用されるデータの形や宛先の違い

はじめに

1物理層・・・LANケーブルや光ケーブル
ハブ、(リピーターハブ)
2データリンク層・・・LANやMACアドレス
L2スイッチ,(スイッチングハブ)
3ネットワーク層
ルータ、(L3スイッチ)・・・WANやIPアドレス
と分けて説明することそのため、「スイッチ」という言葉でなく1=ハブ、2=スイッチ、3ルータという階層で使われるものという考え方で分けて説明する。

スイッチ2.gif

ハブとスイッチの違い

ハブでは接続した機器すべてにデータを送信していた。そのため、単純に接続するための窓口を増やすことを目的としている。
第2層のデータリンク層
スイッチは複数の相手にデータを送信できる。
宛先のMACアドレスにたいして自身の持つMACアドレステーブルを参照して振り分けを行う必要なポート間だけでデータのやり取りをおこなうため、データのコリジョンが起こりにくい。

スイッチとルータの違い

「特定の相手にデータを転送する」という点では、同じだが扱うデータの形が違い、スイッチではフレーム、ルータではパケットというデータの形を用いる。
IPアドレスが住所だとすると、MACアドレスは指名(本人)と考えると分かりやすい。
スイッチはLANを構成するために使用され、宛先のMACアドレスを見て振り分けを行う。VLANというネットワークをグループ分けする機能をもつ。

ルータは目的の相手と通信するために宛先のIPアドレスを見て判別する。直接的に接続されていない機器も識別でき、最適なルートの計算する。

まとめ

ハブとスイッチでは、ハブが接続しているすべての機器にデータを転送しているのに対して、スイッチは特定の機器の間で通信を行うことができる。

スイッチとルータでは、スイッチがMACアドレスを識別しているのに対して、ルータはIPアドレスを識別している。各々の中継器ではエラーの検出や経路の決定が行われる。

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