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Quad incAdvent Calendar 2017

Day 20

Pythonを使ったSlackBotの作成方法

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前書き(飛ばしていいです)

slackbotといえばhubot!

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

このへんとかこのへんとか読んでみるといいよ!
いいよ!

Hubotは 髪! 神!

とはいえ、今から CoffeeScript を学ぶのは難しい。

なにせ、プロトタイプ作成納期が21日(作ることになったのが18日の日が落ちたあと)。
やってやれないこともないだろうけど、実装する機能の勉強時間を考えるとかなり厳しい。
アドベントカレンダーも書かなきゃいけないし。

いずれHubotに載せ替えるとしても、今はPythonでやりたい。

あります。あるんです。Pythonで使えるSlackbotライブラリが!

PythonのslackbotライブラリでSlackボットを作る

このページを参考に、Pythonを使ってSlackbotを作ってみました。

Slackで利用するBotアカウントを作成

まずは、Botとして受け答えしてくれるインターフェースを作らなければ何もできません。
ここからBotアカウントを作成します。

ワークスペースにサインインしていない場合、先ずサインインします。

スクリーンショット 2017-12-20 11.55.08.png

Botアカウントの名前を入れて、ボットインテグレーションを追加します。

スクリーンショット 2017-12-20 11.57.22.png

APIトークンが発行されるので、それをメモしておきます。

IMG_5001.PNG

このBotアカウントのトークンを使うことが、1つめのコツになります。
考えてみたら当たり前なのですが、古い情報ですとレガシートークンを利用したりしていますので、注意が必要です。

slackbotのインストール

おなじみ、pipを利用してインストールします。
# pip3 install slackbot

これだけ。

ディレクトリ構造の作成

以下の形で作成します。

slackbot
    ├ run.py
    ├ slackbot_settings.py
    ├ plugins
    │   ├ __init__.py
    │   └ my_mention.py
    └ libs
        ├ __init__.py
        └ my_functions.py

slackbot: トップレベルディレクトリ。名前は何でも良いです。
run.py: slackbotを起動するためのファイル。
slackbot_settings.py: slackbotの設定用ファイル。
plugins: botの機能を追加するためのディレクトリ。
my_mention.py: slackbotの機能ファイル。名前は何でも良いです。
libs: my_mentions.pyから呼び出すモジュールの配置ディレクトリ。適当に作りました。
my_functions.py: 裏で動くためのモジュールファイル。適当に作りました。

初期設定

run.py
# -*- coding: utf-8 -*-
from slackbot.bot import Bot

def main():
    bot = Bot()
    bot.run()

if __name__ == "__main__":
    print('start slackbot')
    main()
slackbot_settings.py
# -*- coding: utf-8 -*-

# botアカウントのトークンを指定
API_TOKEN = "xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"

# このbot宛のメッセージで、どの応答にも当てはまらない場合の応答文字列
DEFAULT_REPLY = "何言ってんだこいつ"

# プラグインスクリプトを置いてあるサブディレクトリ名のリスト
PLUGINS = ['plugins']

起動確認

$ python3 run.py

エラーなく、start slackbotと表示されれば問題ありません。
Ctrl+Cで終了します。

メンションの作成

my_mention.py
# -*- coding: utf-8 -*-
from slackbot.bot import respond_to     # @botname: で反応するデコーダ
from slackbot.bot import listen_to      # チャネル内発言で反応するデコーダ
from slackbot.bot import default_reply  # 該当する応答がない場合に反応するデコーダ

from libs import my_functions           # 外部関数の読み込み

# @respond_to('string')     bot宛のメッセージ
#                           stringは正規表現が可能 「r'string'」
# @listen_to('string')      チャンネル内のbot宛以外の投稿
#                           @botname: では反応しないことに注意
#                           他の人へのメンションでは反応する
#                           正規表現可能
# @default_reply()          DEFAULT_REPLY と同じ働き
#                           正規表現を指定すると、他のデコーダにヒットせず、
#                           正規表現にマッチするときに反応
#                           ・・・なのだが、正規表現を指定するとエラーになる?

# message.reply('string')      @発言者名: string でメッセージを送信
# message.send('string')       string を送信
# message.react('icon_emoji')  発言者のメッセージにリアクション(スタンプ)する
#                              文字列中に':'はいらない
@respond_to('メンション')
def mention_func(message):
    message.reply('私にメンションと言ってどうするのだ') # メンション

@listen_to('リッスン')
def listen_func(message):
    message.send('誰かがリッスンと投稿したようだ')      # ただの投稿
    message.reply('君だね?')                       # メンション

ここのポイントは、外部モジュールを読み込む際にfrom libs import <モジュール名>にする事です。
run.pyから起動しているため、run.pyから見た相対パスで読み込む必要があります。

スクリーンショット 2017-12-20 14.33.59.png

run.pyを起動して、このように反応したら成功です。
あとは、アイデア次第です。

Enjoy your bot!

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