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自宅のネットワークをv6プラスに変更した話

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前置き:フレッツ光ネクストにおけるPPPoEの限界

昨今、インターネットが遅いという話をよく聞くようになりました。
これの根本的な原因は、電電公社を解体した時に作られた通称NTT法にまで遡ります。
が、ここでは難しい話はしません。

ではどこがボトルネックになっているかと言いますと、NTTフレッツ網(NGN)とプロバイダ事業者(ISP)間の相互接続点(POI)になります。
インターネット接続模式図

ここで輻輳(車の流れに例えますと、渋滞)が発生し、例えば以下画像のような速度にまで落ち込みます。

インターネット速度テスト結果

アップロード速度を見ていただくとわかりますが、回線としての基本的なスペックは200Mbpsに迫るものがある中で、ダウンロード速度が0.3Mbpsという異常事態ともいえる速度になります。
こうなった原因は色々ありますが、NTTが想定した以上に「一人複数端末でIP通信網への接続が当たり前になった」「コンテンツのリッチ化が激しく進んだ」のも一つの要因と言えます。

まとめ

「既存のプロバイダ接続を使ったインターネットアクセスは既に限界を迎えつつある」
「改善には時間がかかる」
「改善されても、時間とともにまた遅くなる」

参考URL:
IIJmioひかりの混雑の理由とバイパス手段(IPoE・DS-Lite対応)

v6プラスへの申込み

前置きが長くなりました。
ではどうすれば快適なインターネットアクセスを手に入れることができるのか?というお話です。
「POIが原因なら、POIを使わなければいいじゃない!」
どこかのマリーさんが言いそうです。
「本当にそんないい方法があるの?」
あるんです。

上記参考URLにもありました、IPoEという方式がそれになります。
これを使う方式は色々ありますが、今回は利用している@Niftyさんの上部組織、JPNEが提供するv6プラス方式を申し込んでみました。
一つ注意ですが、v6プラスはNTT東西が貸し出しを行っているホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター)が基本となっていることです。
市販されているブロードバンドルーターを利用している場合はv6プラスを利用できない場合がありますし、ホームゲートウェイでも比較的新しい機種が対象になります。
(2017.12.12現在、ホームゲートウェイ以外ではBuffaloおよびIO-DATA製の一部機種が対応済み)

v6プラスのご案内 : @niftyにアクセスし、下部の「お申込みはこちら」から申し込みます。
@Nifty の場合)
スクリーンショット 2017-12-12 11.23.18.png

v6プラスの申し込みが処理されると、ホームゲートウェイにフレッツ・ジョイントを利用してv6プラス用の機能が配信されます。
自分の場合は、だいたい3日ほど時間がかかりました。
DS-Lite形式のように、申込み即開通とはなかなかならないようです。

で、結局速度はどうなったの?

ほぼ、常時200Mbps前後の速度が出ています。

23131661_236449980223859_8699668065025774770_n.jpg

これでストレスフリーになりました。

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