SESが悪いとされる理由に「テスト作業ばかりさせられる。」
という記事を見ることがあります。
今回はその事に関しておじさんエンジニアの個人的考えを書きたいです。
自分がこの業界に入った時はあまりそういう感覚はなく、
とにかく与えられたタスクをこなし、少しでも長く働かせて貰いたいと思い、
言われた事はなんでもするようにしていました。
それでも短期間で契約を解除されたり、
せっかく現場の人と打ち解けたのに、突然今月で終わりと告げられると、
かなりショックが大きかったです。
ちょっと話がズレましたが、
例えば経験が浅い為、開発作業はさせて貰えず、
テストばかりさせられるというケースについてです。
確かに辛いという考えもわかりますが、テストは大事です。
今後開発をさせて貰えるのであれば、テストをする事で、
そのシステムの使い方を理解するのはとても良い事です。
私などは開発するシステムの使い方をろくに理解せず(理解する時間を貰えず)
開発を始めるので、この機能ってなに?どういう目的?という事がよくあります。
お客さんとしては、そんなの分かって当たり前みないな感覚でいらっしゃるので、
それが作業遅延に繋がったりして苦労したりします。
なので、ただ記載された手順通りにテストするだけでなく、
このシステムってどういう物で、この機能はなんであるのか?
どういう風なプログラムで作っているのか?
という事を考えてテストするととてもスキルアップに有効だと思います。
あとは、テストでバグを見つけた時に、
そのバグを修正する為に必要な情報をしっかり残せる人はとても評価が高いと思います。
これは開発者側の意見ですが、バグ修正する場合に手順が曖昧で、
再現できなかったり、何が問題か分からなかったり、修正までにと時間がかかる場合があります。
意外とバグを発見した担当者によって書き方が違うので、
その辺が分かり易かったり、バグ発生時の条件やログなどを残すことを意識されている方は、
このテスターさんはデキル!!と思ったりします。
ちなみに、おじさんエンジニアとしてはテスト作業で同じお金を貰えるなら、
テスト作業は大歓迎と思ったりします。