はじめに
2016年7月までの間に Windows 10に無償アップグレードした方も多いと思いますが、再インストールしたい場合もあると思います。
私の場合は、BootCampパーティションにインストールされた Windows 8.1 があったのでそれを Winsdows 10にしておきました。しかし、後になってやっぱり 「Parallelsの仮想環境に入れておけばよかった」と思い、再インストールを行ったのですが、ライセンス認証がうまくいかず、MSサポートのお世話になりました。
以下、覚書を兼ねて私の体験をメモしておきます。
BootCamp → Parallels
本来であれば BootCampパーティションをそのまま吸い上げて Parallelsの仮想ディスク化できるはずなのですが、「ERROR: Failed to import the virtual machine.」というエラーが出て、うまくいきませんでした。
Parallelsのサイト などを参照したのですがうまくいかず、再インストールを決意した次第です。
なお、うまく仮想ディスク化できたとしても、環境が大きく変わると Windows 10の再アクティベーションが必要になると思いますので、以下の件は再インストールしていなくても起こっていたのではと思います。
無償アップグレードした Windows 10を別環境に再インストールする方法
サポートの方と相談したところ、上記私のケースで、現時点で最も安全な再インストール方法は以下の方法だそうです。
(注:私は結局別の方法を取ってしまったので、検証はまだできていません。この方法で発生したトラブルについては責任を負いかねますのでご注意ください)
- 移行元のWindowsに Anniversary Updateを適用する
- Windowsのアカウントを Microsoftアカウントに紐付ける
- ローカルアカウントを使っている場合は、「設定」-「アカウント」-「メールとアカウント」から「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」でできるようです
- 移行先にWindows 10を再インストールする
- プロダクトキーには元のWindows 8のものを入力
- Windows 10の ISOファイルはこの辺りからダウンロードできます
- おそらく、AnniversaryUpdateまで適用されている必要があると思いますが、最新のISOであれば適用済みと思われます
- 移行先のWindows 10に、Microsoftアカウントでログイン
このようにすることで「このプロダクトキーのWindows 8は Windows 10にアップグレード済みで、このMicrosoftアカウントの所有者に紐づけられている」ということが記録され、別の環境でもライセンスが有効になるようです。もちろん、この場合は元の Windows 10は破棄することが前提のはずです。(両方使い続けた場合にどのような事態になるのかはわかりません)
サポートの方によると、Micorosoftアカウントとの紐付けがされていない場合、別環境に入れた Windows 10は Windows 8のプロダクトキーではアクティベーションできないそうです。7月までであればその時点でもう一度無償アップグレードが適用されたので良かったのですが、今は有償になってしまったので、別途 Windows 10のアップグレードライセンスを購入する必要があるとのことでした。
結論
- Anniversary Updateはさっさと適用
- Microsoftアカウントと紐付けておくと色々メリットがあるようなのでやったほうがよさそう
- とはいえ再インストールは慎重に
- MSのサポートはとても優秀でした。変に構えずにありのまま(BootCampとかParallelsとか)をきっちり説明すれば最適な方法を教えてくれます。
- 今回はこの辺りからチャットでサポートしてもらいましたが、プロダクトキーなどを口頭で伝える必要がないのでとてもスムーズでした。