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インスタンスタイプをm5aからm6a(6世代)へ変更する際の注意点

Last updated at Posted at 2024-01-24

インスタンスタイプを変更した際に、変更後インスタンスに接続できなくなってしまった。
m5aからm6aに変更する予定の人、やってみて同事象にハマった人の参考になれば。
と言ってもおそらく、6世代インスタンスに変更する際は共通して気を付ける必要がある。

やりたかったこと

EC2のインスタンスタイプをm5aからm6aに上げたい。

起こったこと

インスタンスタイプ変更は正常に完了。
完了後ヘルスチェックに失敗、RDPにて接続できない。

調査

スクリーンショットでイメージを出すとログインの画面となっている。
→そのため、起動は成功している。
サポートを起票したところ、ENAドライバーのバージョンが古いとElastic Network Interface のアタッチメントに失敗するケースがある旨回答。

原因

信じるべきは、やはりサポート。
Elastic Network Adapter (ENA)のバージョンが古かったため、アタッチに失敗していた。
失敗したイスタンスのENAバージョン:1.5
推奨のENAバージョン:2.0以上

2018年以前に作成したインスタンスで作成時からENAドライバーのバージョンを上げていなかった。(気にしてもいなかった、が表現としては正しいか・・・)

対応の手順(Windows)

1.ローカル管理者でログイン

PowerShellを開く。

2.Powershellのバージョンを確認

$PSVersionTablee

PSVersionが5.0以上であることを確認。 
古かったら、ブラウザベースでやろう!3.0だと手順5のコマンドがなくて詰みます。

3.ENAのバージョンを確認する。

コマンド

Get-WmiObject Win32_PnPSignedDriver| select devicename, driverversion | where {$_.devicename -like "*Amazon Elastic Network*"}

出力例

devicename   driverversion
----------        -------------
Amazon Elastic Network Adapter 1.5.0.0

2.0未満であることを確認。⇒2.0以上なのであれば、別の原因。

4.最新のドライバーパッケージをダウンロード。

invoke-webrequest https://ec2-windows-drivers-downloads.s3.amazonaws.com/ENA/Latest/AwsEnaNetworkDriver.zip -outfile $env:USERPROFILE\AwsEnaNetworkDriver.zip

5.Zipファイルになっているドライバーパッケージを解凍

expand-archive $env:userprofile\AwsEnaNetworkDriver.zip -DestinationPath $env:userprofile\AwsEnaNetworkDriver

6.ディレクトリを移動

cd AwsEnaNetworkDriver

7.インストーラーを実行

.\install.ps1

再起動されたことを確認し、インスタンスタイプを変更する。

反省

インスタンスタイプを変更する場合は、プロセッサーの互換性以外にもドキュメントを確認する。

公式の参考情報

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