こんにちは、日本マイクロソフトの向井です。
恐らく本日からPower Virtual Agents のBoost Conversations 機能を含むボットが公開可能となったようです。
1. Boost Conversations とは
今までPower Virtual Agents のボットでは、質問に対する回答をあらかじめ用意しておく必要がありました。
Boost Conversations(日本語訳:会話を強化する)の機能を使うと、あらかじめ回答を探す先のURLを指定しておくと、ユーザーからの質問に対する回答をボットが指定先のURLを参照し、作成してくれます。
Docsにも書いてある通り、
"これらの機能には、OpenAI の GPT テクノロジの使用を含む、Azure OpenAI の最新の AI テクノロジが組み込まれています。"
デモ動画を取ったのですが、こちらに動画は貼れないようですので、昨日のイメージとしてスクリーンショットを貼っておきます。
こちらのボットは、回答を探す先のURLとしてMicrosoft のDocs を指定しています。
2. 2023/4/10 現在のステータス
現在こちらの機能はプレビュー中で、US region のみでしか使用することができません。
Docsには英語以外の言語もサポートしないと書いてありましたが、日本語でも一応動くことは確認できました。(精度などに問題がある可能性があります)
また、プレビュー期間中にBoost Conversations の機能を含むボットを公開したい場合はマイクロソフトのサポートに問い合わせるように書いてあります。
私は1か月ほど前に、こちらの問い合わせを行っていましたが、本日「公開ができるようになった」とサポートから連絡がありました。
しかし、他のメンバーと確認したところ、1か月前の申請が今通って公開が可能になったのではなく、
どうやら今日、「Boost Conversations を使っているボットを公開できる機能」がリリースされたようです。
※申請にはサポートに公開を可能にしたい環境の情報を共有していましたが、それ以外の環境でも今日公開ができるようになっていたようです。。
3. 公開の方法
※設定にはPower Platform の管理者の権限が必要です。
Power Platform 管理センターの [設定] から [会話を促進させる機能を使用してボットを公開する] を有効にします。
すると、ボットの公開画面で、公開のボタンが有効化されます。
※設定前は公開ボタンがグレーアウトされ、管理者に問い合わせるようにメッセージが表示されていました。