こんにちは。日本マイクロソフト向井です。
先日、Viva Sales の2023年5月度アップデートがありましたので、主なアップデート内容についてお知らせします。
1. メールスレッドサマリー機能のGA
Viva Salesを使用すると、顧客とのメールのやり取りをCRM(Dynamics 365 or Salesforce)のレコードに紐づけて保存することが可能です。
これまでは、メールの本文すべてをCRMに登録していたため、メール内の記録不要なやり取り(例えば最初、むすびのあいさつなど)もすべて保存され、後からメールを見返すときにノイズになってしまうという問題がありました。
今回のアップデートでは、顧客とのメールのやり取りをAIが要約し、その要約をCRMに保存することができるようになりました。
これにより、CRMに保存される情報が正規化されるため、CRM内の情報の読み取りが容易になります。
顧客とのメールのやり取りがAIによって要約されます。
要約の保存を選択すると、CRM内のどのレコードに紐づけるか選択できます。
紐づけたレコードのメモとして、タイムラインに要約内容が表示されます。
こちらの機能は現在英語でのみ機能しています。
詳細な使用方法等については以下の記事をご覧ください。
メールでの会話の概要を含む CRM の表示と更新
2. 様々なエンティティへの接続が可能に
Viva Sales を使用すると、管理者があらかじめ指定したエンティティ(テーブル)内の情報をOutlookやTeams 内から参照(編集、作成等も含む)することができます。
しかし、これまでは参照できるエンティティは、営業案件、取引先企業、取引先担当者の3つのテーブルに限られました。
今回のアップデートにより、カスタムエンティティを含むその他のエンティティとも接続が可能となりました。
※活動エンティティなど一部対象外のエンティティもあります。
これにより、企業のCRMの構成に合わせてよりユーザーに役立つ情報をViva Sales から参照することが可能となります。
レコードの種類を追加するからViva Sales 内で参照したいテーブルを追加します。
ここでは標準テーブルのメモを追加しています。
Viva Sales アプリ内からメモの内容を確認できるようになりました。
詳細な設定方法などは、以下のDocsをご覧ください。
フォームとフィールドのカスタマイズ
まとめ
Viva Sales の2023年5月のアップデート情報に関して、詳しくは以下のDocsをご覧ください。
2023 年 5 月の更新プログラム