Power Platform の従量課金制プランを試してみました。
従量課金制プラン
Power Platform 従量課金制について知っておきたいこと
・Power Platform の従量課金プランを使用するにはAzure サブスクリプションが必要
・従量課金制にするかどうかは環境毎に設定できる
・従量課金をオンにした環境では、per app プランは併用できない
・いつでも従量課金制を無効にすることができる
※2024年10月現在の情報です。最新情報はMS Learn などの公式ドキュメントをご確認ください。
設定方法
1. 請求ポリシーの作成
Power Platform 管理センターからポリシー>請求ポリシー
請求ポリシーに付ける名前を記入
請求を紐づけたいAzureサブスクリプションとリソースグループを選択
地域を選択
環境の選択
現状選択できる環境がないので何も選択せずに次へ進みます。
※請求ポリシーに追加できるのは、運用環境とサンドボックス環境のみです。また、環境の場所は請求ポリシーのリージョンと一致する必要があります。
請求ポリシーが作成されるまでしばらく待ちます。
2. 環境の作成
Power Platform 管理センターの環境から新しい環境を作成します。
Azureの従量課金をはいにして、先ほど作成した請求ポリシーを選択します。
気づき・メモ
Power Apps Premium ライセンスのない環境で新しい環境を作成しようとしたところ、新規環境作成に必要なDataverse容量1GBがなかったため環境を作成できませんでした。
そこで、請求ポリシーを作成してからその請求ポリシーに紐づけて環境の作成を試みたところ無事環境を作成することができました。
まとめ
既にAzure サブスクリプションを持っている組織でクイックにPower Platform の使用を始めたい場合などに従量課金制は便利だと感じました。
(Power Apps Premium 購入する予算を取るのに時間がかかる場合など)
一方で、従量課金制は割高になる傾向があるため、Power Platform の利活用を拡大していく中で、必要に応じてライセンス制に移行していくことも検討していく必要がありそうです。