向井です。
Microsoft Build で発表されたGTP-3を使った自然言語→Power Fxへの変換機能を試してみる方法をまとめてみます。
この機能についてはPower Apps Ideas – AIが勝手にコードを書いてくれる新機能を発表で詳しく紹介されています。
2021年8月現在この機能はプレビューで米国リージョンかつ言語は英語しか対応していません。
こちらの記事はこの機能を早く試してみたい日本在住の日本人のみなさんに向けとなっています。
①米国リージョンの環境を作成する
Power Platform 管理センターから米国リージョンの環境を作成します。
地域で「米国」を選んでください。
環境のデータベースは作成してみました。※関係あるかは謎
一応言語はEnglish、通貨はUSDにしてみました。
※関係あるかは謎
サンプルデータの作成はオンにしておいた方がすぐに機能を試せていいと思います!
※私はオフで進めてしまったため環境を作成し直しました・・・
環境が用意出来たら②に進みます。
②ブラウザの優先言語を英語に設定する
私の使用しているMicrosoft Edgeの場合は以下の手順でできました。
画像は既に英語になってしまっていますが、
左のメニューの言語を選択し、英語表示に切り替えます。
③Power Appsでプレビューの機能をオンにする
①で作成した環境で適当にキャンバスアプリを作成します。
Setting > Upcoming features > Enable Ideas panel をオンにします
これで自然言語→Power Fxへの変換機能を試すことができるようになりました!
動作確認
ギャラリーを挿入します。
パネルにIdeasというタブが追加されていることが確認できました!
環境を作成するときにサンプルデータの作成をオンにしていると、アカウントなどのデータが入っているのですぐに機能を試してみることができます。
今回は住所がRedmondのものだけを表示させてみたいと思います。
自然言語入力中にも、関数を書く時と同じように候補が出てくれました。
Show records of Accounts 'Address 1: City' "Redmond"
と入力すると関数のアイデアが表示されました!
合ってそう
↑の赤枠をクリックすると、無事Redmondにある取引先企業のみが表示されるようになりました!
感想
自然言語の書き方にも少し癖があって(アドレスの指定の仕方や、""でRedmondを囲うことなど)すぐにはうまくいきませんでしたが、慣れれば楽なのかなと思います。
まだ英語のみ、アイデアで出せる関数も一部のみですが、これから他の言語や他の関数にも対応していくのかなと思うので楽しみに待ってようと思います!