はじめに
先日、令和6年度秋季(10月)の応用情報技術者試験の合格発表があり、見事合格することができました。
そこで今回は、新卒1年目社員の筆者が応用情報技術者試験に合格した勉強法を記録したいと思います。
前提
応用情報技術者試験の対策を始める前の筆者の状況と、試験対策に使用した教材は以下になります。
■ 筆者の状況
・情報系学部出身
・基本情報技術者取得済み
■ 使用した教材
・応用情報技術者合格教本 - 技術評論社
・過去問道場
・応用情報技術者問題集 全問解説 午前(アプリ)
午前試験の対策
午前試験は、問題の半分前後が過去問から出題されるため、過去問を繰り返し解くことがポイントになります。そのため、最低限の知識をインプットしたらどんどん過去問を解いて対策をしていました。
まずは知識をインプットして参考書を一周しました。
今回私が使用した参考書(応用情報技術者合格教本)は内容が充実しており、じっくり読み込むとかなりの時間がかかってしまいます。そのため、理解度は8割程度でどんどん読み進めていきました。
参考書を使ったインプットのあとは過去問演習に入りました。
過去問演習は主に過去問道場を使用しました。はじめは分野ごとに問題を解き、間違えた問題を参考書を使って復習することで理解を深めました。過去問を分野別に一通り解いたら、実際の試験と同様に通しで過去問演習を行いました。過去問演習で7割から8割程度とれるようになれば問題ないと思います。
過去問道場に加えて、スキマ時間にアプリ(応用情報技術者問題集 全問解説 午前)を使った過去問演習も行いました。このアプリは過去に自分が間違えた問題を絞って出題してくれる機能があるため、自分の苦手分野の対策にも利用しました。
午後試験の問題選択
午後試験は11個の問題から5問を選択して回答する形式です。
そのため対策の段階から本番で選択する問題を絞り、過去問演習を行いました。
筆者は以下の5問を選択しました。
・情報セキュリティ(必須)
・経営戦略
・組み込みシステム開発
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
回によっては難しい問題が出ることもあるため、余裕がある方は予備として1問多く対策しておくと良いと思います。
情報セキュリティ
必須選択問題です。
過去問は午前試験の知識でそこそこ戦えたため、過去問演習と復習で対策できました。暗号化技術と攻撃手法は頻出なので、暗記しておくと良いと思います。
経営戦略
予備知識が必要なく文章も読みやすいですが、文章が長いため過去問を繰り返して文章に慣れていきました。
最後の問題が計算問題の場合が多いため、簿記の計算の対策は必須です。
組み込みシステム開発
この問題は予備知識が必要なく問題自体も簡単なため、過去問の段階でかなり高得点が取れていました。問題文と図から抜き出すだけで解ける問題となってます。自分も午後問題を選択する際に複数のサイトを参考にしましたが、ほとんどのサイトがこの問題をお勧めしていました。個人的にも一番のおすすめです。
プロジェクトマネジメント
文章が長く最初は読みにくさを感じていましたが、慣れてくれば文章も問題もシンプルで解きやすいです。基本的には文章から抜き出すだけですが、午前試験の知識が必要な問題もありました。
サービスマネジメント
基本的にはプロジェクトマネジメントと似たような問題です。サービスの運用とインシデント対応に関する問題が出題されます。基本的には文章から抜き出す国語の問題ですが、最後の問題が計算問題なため、ここは過去問以外でも対策をしました。
午後試験の勉強法
過去問道場の問題がpdfファイルになっているものがあるため、それをプリントアウトして紙の冊子で5回分の過去問演習を行いました。紙だと文章に直接書き込むことができるため、本番さながらで解くことができておすすめです。実際の試験同様に回答時間を計って問題を解いていたのですが、筆者が選択した問題は長文のものが多いのもあり毎回制限時間ギリギリでした。それでも回数を重ねると時間にも余裕が生まれてきたため5回分くらいは解くと良いと思います。
試験結果
結果は冒頭でも記載した通り、合格することができました!
本番の得点は開示によると、午前試験:76/100点 午後試験:74/100点とある程度余裕をもって合格できました。
以上が筆者の合格体験談になります。
少しでも皆さんの参考になればと思っています。