Windows 環境 Scala IDE の Worksheet で日本語を使うとそのままでは出力が文字化けする。
object hello {
val s = "日本語でおk" //> s : String = 譌・譛ャ隱槭〒縺奇ス�
println(s) //> 譌・譛ャ隱槭〒縺奇ス�
}
これを解消するには、eclipse.ini に以下の行を追記しデフォルトエンコードを UTF-8 に変更する
-Dfile.encoding=UTF-8
Scala IDE をリスタートすると文字化けが解消している
object hello {
val s = "日本語でおk" //> s : String = 日本語でおk
println(s) //> 日本語でおk
}
Windows で Scala IDE for Eclipse をインストールするとデフォルトエンコードが MS932 になるが、ワークスペースやプロジェクトのレベルで UTF-8 にしてやってもダメで、Eclipse 本体のレベルでこれを変更してやる必要がある。
上記で Eclipse 本体のデフォルトエンコーディングが変わった事は、Preference/General/Workspace の 「Text file encoding」の「Default」が UTF-8 になっていることで確認できる。
素の Eclipse にプラグインで Scala IDE をインストールしている場合も同様。
Pleiades で日本語を当てている環境ではまた状況が違うかもしれないけど、未検証。
Windows 環境以外では問題ないと思うが、もし文字化けしたら同様の対処で解決するはず。
Scala Worksheet について
Scala Worksheet は、 Scala IDE が拡張する実行形式で、Scala コード片を記述したWorksheet ファイルを更新(保存)すると、自動的にコンパイル・実行され、式の評価結果がコメントとして元ソースに挿入される
object lesson_01 {
1 + 1 //> res0: Int(2) = 2
val l = List(1,2,3) //> l : List[Int] = List(1, 2, 3)
l.foreach(e => println(e)) //> 1
//| 2
//| 3
}
IDE 上で REPL の代わりに使えるが、REPL と違って動くコードが残るので、ちょっとした文法の確認や、イデオムをメモしておくのに重宝する。
プロジェクトコードのデバッグやシナリオテスト、ツールスクリプトにも使えるかもしれない。
なにより Scala 言語の学習を始めたいならここからがベストだろう。
Worksheet を作成するには Scala パースペクティブの新規作成(New)で Scala Worksheet を選ぶ。
ファイルの拡張子は.sc
で、ソースディレクトリの外に保存しても実行できる。
素の Eciplse に Scala IDE を入れている場合、新規作成メニューに Scala Worksheet が出てこないかもしれない。
Scala Worksheet は Incubation 扱いのプラグインなので、インストール時に「Scala IDE plugins (incubation)」にある 「Scala Worksheet」にチェックを入れておく必要がある。
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Download Scala IDE for Eclipse - Scala IDE for Eclipse
http://scala-ide.org/download/sdk.html
↑ Eclipse バンドル -
Download the 4.2 Release of the Scala IDE for Eclipse - Scala IDE for Eclipse
http://scala-ide.org/download/current.html
↑ プラグイン