今回はData Serviceのエンティティをアプリの画面で表示する方法を書いていきます。
作成する画面
デモとして開始日と終了日を入力してデータテーブルをフィルタする機能を実装していきます。準備するもの
Data Service上にエンティティを用意します。今回は、表示名は"支出管理テーブル"、名前は"ExpenseTable"としてエンティティを用意しました。エンティティを作成したらアプリにエンティティを追加します。作成から追加までの手順は前回の記事に掲載しているのでご参照ください。
前回はエンティティにデータの追加をアプリを通して行いましたが、Data Serviceから対象のエンティティを開き、右上のデータの追加をクリックし、各項目を入力することで追加することも可能です。
データテーブルを表示する
最初は、フィルタをかけない状態でエンティティを表示してみます。用意したアプリに[表]を挿入します。次に[表]の設定から[クエリビルダー]をクリックして、作成したエンティティを選択します。
プレビューを押して確認するとエンティティに登録されている5件すべてを表示することができました。
表示する列の順番を変更したい場合は、全般の設定で変更することができます。表示名や、表示しない行の選択もできます。
データテーブルをフィルタする
日付でフィルタする機能を作成します。まずは開始日付と終了日付を入力する[日付の選択]を配置します。
左のパネルのアプリの変数の横のプラスボタンをクリックし、入力した日付を格納する変数を作成します。今回は名前をdtStartDate、dtEndDateとしたDateOnly型の変数を二つ用意しました。
先ほど配置した[日付の選択]で入力した値が変数に格納されるように[イベント]を設定します。開始日だけでなく終了日に関しても同様の設定を行ないます。
式の書き方
式は、[ページの名称].[項目の名称]の順番で構成されています。ご自身の設定に合う形に変更してください。またValue.Valueと二つValueを重ねるのは誤記ではなく、日付をDateOnly型で取得するために必要な書き方です。日付を取得する際のおまじないとして覚えてください。
表示しているデータテーブルを選択し、全般の設定から[データソース]の[クエリビルダー]を開き、条件を設定します。
プレビューページから実際の画面を確認すると、フィルタされた2件のレコードが出力されました。
まとめ
今回は、アプリの画面でData Serviceのエンティティを表示しフィルタをかける方法をまとめました。次回は今回の画面をより見やすく使いやすいものに改善していきます。是非、過去の記事と合わせてお読みください!