FragmentのonAttach()はAPIレベルによって使い分けよう

タイトルが全てですが、onAttach()はAPIレベルが23以上、以下で動く・動かないが変わるようです。

今回記載していたコードは下記でした。

private var listner: onDateSelectListnerIn? = null

    override fun onAttach(context: Context?) {
        super.onAttach(context)
        if (context is onDateSelectListnerIn) {
            listner = context
        }
    }

DatePicker表示用に作ったフラグメントのonAttach()です。
試していたら、後続の処理でlistnerがNullでエラーが発生していました。

デバックしてみるとそもそもonAttach()を通らないことがわかり、いろいろ調べてみました。

なんと、上記のコードはAPIレベルが23以上じゃないと動かないコードでした・・・

APIレベル23以下だと下記のような処理を行っていて、23以上では非推奨となっていました。

override fun onAttach(activity: Activity?) {
        super.onAttach(activity)
        if (activity is onDateSelectListnerIn) {
            listner = activity
        }
    }

なので、下記のようにバージョンで条件分岐を行いました。

override fun onAttach(activity: Activity?) {
        super.onAttach(activity)
        if (Build.VERSION.SDK_INT > Build.VERSION_CODES.LOLLIPOP_MR1) return
        if (activity is onDateSelectListnerIn) {
            listner = activity
        }
    }

こうすると23以下でも引数のactivityからlistnerを取得できるようになり、エラーは解消されました。

Androidに限らず、iOSでもバージョン問題は起こりえることだと思います。
困ったら、リファレンスを確認するしか方法がない気がします。
他にいい方法があれば知りたいです。

参照

リファレンス
https://developer.android.com/reference/android/app/DialogFragment